出版社内容情報
東北に生き,生活と科学と詩の綜合をめざした賢治の精神を実践的に継承してきた詩人が,半世紀にわたってその巨大な足跡と格闘しつつ築き上げた独自の宮沢賢治像。
内容説明
東北の野に生きて、生活と科学と詩の綜合をめざした賢治の精神を実践的に継承してきた詩人が、半世紀にわたってその巨大な足跡と格闘しつつ築き上げてきた独自の宮沢賢治像。時空を超えて賢治の宇宙へ誘う詩的共鳴の書。
目次
北―「グスコーブドリの伝記」に続けて
陸羽一三二号物語―おくれた出会いのこと
農業者としての宮沢さん―私の研究メモの一
酸えたる土にそそぐもの
実践家としての宮沢賢治
宮沢賢治と童話的世界像
体験と理想―宮沢賢治について
気圏詩人
宮沢賢治論
賢治三十三回忌〔ほか〕