テプフェール―マンガの発明

個数:

テプフェール―マンガの発明

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588420139
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C1070

内容説明

西洋世界で初めて、物語を展開するコマ割りマンガを制作し、その最初の理論化まで遂行した異才ロドルフ・テプフェール。その生涯と作品を、現代最高のマンガ研究者・批評家が紹介し、作家の歴史的意義を明確に位置づけた画期的著作。線と記号による芸術としての、マンガの起源と現在に関心をもつ万人に必読に書。『観相学試論』ほか、テプフェール自身の理論的テクストも収録。

目次

1 顔と線―テプフェール的ジグザグ(観相学の再発見;新たな言語;リーニュ・クレールの源泉へ;写真あるいは線のない顔;自由への思考)
2 ある芸術の誕生(1830年以前のカリカチュアと民衆版画;テプフェール氏がマンガを発明する;マンガはテプフェールの後継者?)
3 テプフェール自身の語るテプフェール(ある実施要綱に関する考察;『ジャボ氏の物語』への注記;『ジャボ氏の物語』海賊版に関する注記;『転写石版試作集』への注記;カムとの往復書簡;観相学試論)
補遺 テプフェールのマンガ

著者等紹介

グルンステン,ティエリ[グルンステン,ティエリ] [Groensteen,Thierry]
1957年ベルギー生まれ。『バンド・デシネのシステム』で博士号取得(トゥールーズ第二大学)

ペータース,ブノワ[ペータース,ブノワ] [Peeters,Beno^it]
1956年パリ生まれ。1980年代から幼なじみのフランソワ・スクイテンとともに『闇の国々』シリーズを手掛け、以後、BDの原作者として活躍。同シリーズは10の言語に訳され、数々の賞を受賞した。BD以外にもエッセイ、評伝、映画、テレビ、ラジオドラマの制作など多岐にわたる活動を展開

古永真一[フルナガシンイチ]
1967年生まれ。パリ第七大学留学を経て早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。首都大学東京准教授。フランス文学

原正人[ハラマサト]
1974年生まれ。学習院大学人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。バンド・デシネ翻訳者

森田直子[モリタナオコ]
1968年生まれ。東北大学大学院情報科学研究科准教授。文字と図像の物語メディア史、フランス語圏文学、文学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

放蕩長男

10
今から200年ほど前のスイスに生き、西洋において初めて"漫画"を発明した、ロドルフ・テプフェールについて語った本です。 彼は、単に鉛筆画に台詞を付けただけではありません。例えば、人物の表情。人の目、鼻、口、耳。それぞれのパーツが、人によってどのように違うのか、気持ちによってどのように変化するのか、観察と研究した上で、描き分けています。いわゆる、漫画らしい絵の書き方を開発したのです。一からここまで理論を作ったのか、と思うと、感嘆せざるをえません。まさに開拓者。感動しました。2016/09/17

えんじ

1
読み終えていないけど備忘録的に。『闇の国々』の作者が来日した折りに、漫画の歴史研究家としても知られており、漫画の起源はヨーロッパにあるというのがいまでは通説になっているといった話があったと記憶しています。その研究の成果がこの本。図版もたくさん入っています。翻訳家の一人は原正人さん。2022/04/14

ニッポニテス的遍歴

0
☆=3/5 文章への付属品でない、自立した「漫画」を始めて描いた人テプフェールの概説。 19世紀前半にコマで分割された絵物語というジャンルを確立した芸術家であるだけでなく、線描漫画が表現技法としての明快さ故に大衆芸術として優れている事を既に(ジャンル創生の時点で)見抜いていた理論家でもあった。  写実的な絵の上手さと漫画の上手さは違うという指摘や、漫画の重要な構成要素としてキャラクターを挙げる視点は現代の漫画批評を先取りしていて驚き。2020/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8031842
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。