出版社内容情報
20世紀後半を代表する作曲家の一人アンリ・デュティユーが、自らその生涯と芸術観を語り尽くした唯一の自伝的回想。作品目録を付す。
内容説明
二十世紀後半の最大の作曲家の一人、アンリ・デュティユー。その生い立ちから、芸術家としての自己形成、メシアンやミュンシュ、ロストロポーヴィッチなど同時代の偉大な音楽家らとの出会い、文学・オペラをめぐる思索までの全貌を、戦中・戦後ヨーロッパ社会の記憶のなかで語った、決定版の芸術的回想録。デュティユーをめぐる本邦初で唯一の書物であり、訳者による詳細な作品・文献目録、貴重なディスコグラフィー等を収録。
目次
ショパンの肖像画
不安な少年時代
鐘楼とカリヨン
パリ、音楽院と「芸術家入り口」
何某風に
メディチ荘即興曲
占領下から解放へ―固有のスタイルを求めて
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ
一九四〇年九月の“ペレアス…”
グレミヨン、ファノ、ピアラと共に〔ほか〕
著者等紹介
グレイマン,クロード[グレイマン,クロード][Glayman,Claude]
音楽編集者・ジャーナリスト。往年のフランス3(公共放送)の音楽評論家で、『オペラ・アンテルナショナル』『キャンゼーヌ・リテレール』『エスプリ』誌などに寄稿。ビゼーの書簡集を紹介するなど、数々の音楽書を手がけている
木下健一[キノシタケンイチ]
1951年東京生まれ。1971年より2006年までパリ在住。パリ第10大学修士(哲学)、同第3大学博士課程修了(演劇学)。1980年代半ばより演劇および音楽部門におけるジャーナリスト、評論活動。1990年代末よりハイテク、メディア・ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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