出版社内容情報
現代中国のルーツを,1927?28年の国民政府による中国統一運動,いわゆる国民革命に求め,その全過程と意義を精細に分析して,現代中国の認識理解に資する。
内容説明
辛亥革命と五四運動に続く中国国民革命―その本格的研究は、従来多くの壁に阻まれてきた。本書は、より今日的な視点から国民革命の全過程をつぶさに辿り、複雑かつ多様な全側面の巨細な分析を試みて、従来の国民革命史像を塗り替える。現代中国の理解に資する革命通史。
目次
序章 昭和初期日本と中国国民革命
第1章 中国国民革命史論のための諸前提
第2章 国民革命への過渡期
第3章 国民革命の始まり―一九二四~一九二六・六
第4章 北伐戦争の展開
第5章 北伐期国民革命の政治過程
第6章 国民革命と民族問題
終章 国民革命時代から現代へ