出版社内容情報
本書(全3巻)は四万十川について克明に語られた20年余にわたる聞書の集大成。
内容説明
今年97歳になる田辺翁は、前世紀までの流域の暮らしを隅々まで知る数少ない証人として、獣や鳥や魚たちと共に生きた日々の記憶を克明に語る。日本一の腕前を誇る猪猟を中心に、狩りにまつわる興趣つきない話を縦横に語る。
目次
1 田辺竹治翁―人間の器用(四万十川今昔;明治、大正、昭和、平成と生きて)
2 猪猟と鹿猟の話(猟に生きる―わしばあ猟をやったもんがあるかえ;猪と猟師―猪くらい素手でも捕まえてやる ほか)
3 もろもろの獣の話(猿;狸とノイ、穴熊、狐 ほか)
4 犬と野犬、猫と山猫(犬の話;猫と山猫)
著者等紹介
永沢正好[ナガサワマサヨシ]
1940年高知県中村町(現四万十市)生まれ。東京教育大学文学部史学科史学方法論(民俗学)卒。元香川県高等学校教員。元香川県学校図書館協議会会長。高松市在住。小山学園愛育幼稚園顧問。日本風俗史学会、民話と文学の会、四国民俗学会、香川民俗学会等会員
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