内容説明
麦とホップの香り立つエッセイ。1516年の「ビール純粋条例」が、500年近くを経た現在も生きている国=ドイツの地ビールを手がかりに、大都市から知られざる小さな町まで、その文化と歴史を読み解き味わう。
目次
帝国自由都市のビール―ニュルンベルク
ヴェストファーレンのピルス―ヘアフォート
オイレンシュピーゲルの町―アインベック
巨大記念碑と火酒の町―デトモルト
水郷と大聖堂と燻製ビールと―バンベルク
ブラウンシュヴァイガー・ムメの伝説―ブラウンシュヴァイク
ゴーゼと鉱山の町―ゴスラー
ドナウの畔にて―レーゲンスブルク
消えたビールの町―ふたつのナウムブルク
ゲーテの愛したビール―バート・ケストリッツ
大聖堂とケルシュの町―ケルン
世界最古の醸造所を訪ねて―フライジング
ベルリーナー・ヴァイセの町―ベルリン
竜退治の祝祭劇―フルト・イム・ヴァルト
ビール純粋条例―ミュンヘン
著者等紹介
森貴史[モリタカシ]
1970年大阪府生まれ。Dr.phil.(ベルリン・フンボルト大学)。現在、関西大学文学部(文化共生学専修)教授
藤代幸一[フジシロコウイチ]
1932年東京都生まれ。現在、東京都立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
1
☆ビールはドイツ圏だよな。飲みたい。2017/11/04
ゆう2
0
表題通り、ビールを通してドイツの文化史、都市史を学ぶことができる。紀行文なども混じり読みやすかった。ビールとドイツの人々の古くからの密接な交わりの中に見えてくる文化は生き生きとして、興味深かった。2014/12/13
主任のデリちゃん
0
この本は少なくとも朝の通勤電車で読む本ではないです。 仕事前からビールが飲みたくなってしまいます。 ドイツの歴史も多少勉強になりますし、ビールが好きな人には読んで損はないかと思います。2013/11/30