出版社内容情報
強烈な個性をもって〈アラビアのロレンス〉を先取りした三人の男たち??その膨大な著作を通して,アラブの文化がヴィクトリア朝英国人の感性に与えた衝撃を語る。
内容説明
大英帝国の全盛期、エクセントリックな個性をもってアラビアと関わった男たち。その意識と思考と生涯を縦横に分析する。
目次
1 アラブ世界へのヴィクトリア時代の関心
2 リチャード・フランシス・バートン―巡礼者
3 ウィルフリド・スコーエン・ブラント―族長
4 チャールズ・モンタギュー・ダウティ―ナザレびと
5 ダウティ、ブラント、そしてバートン
著者等紹介
アサド,トマス・ジョセフ[アサド,トマスジョセフ][Assad,Thomas Joseph]
1922年、米国マサチューセッツ州ウスターに生まれる。ホーリー・クロス・カレッジ、ボストン・カレッジを経て1945年ウィスコンシン大学でPh.D.を取得。専攻は19世紀英文学(とくにテニスン、ブラウニング、ホプキンズの詩)ならびに英語に対するアラビア語の影響。1964年よりトゥーレイン大学英文学教授、のち名誉教授
田隅恒生[タスミツネオ]
兵庫県出身。1931年生まれ。1954年京都大学法学部卒業、丸紅(株)に勤務、その間テヘラン、ニューヨーク、マニラに駐在、丸紅紙業(株)を経て、1993年退職
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