出版社内容情報
エリアーデ、カイヨワ、ベケット、ボルヘスなど、同時代人たちの肖像を、その思想を生きている生ま身の存在として描き、その風貌を友情と愛惜をこめて語る。さらには、ヴァレリーから、フィッツジェラルドの『壊れる』までも論じて、〈窮極的なるものへの情熱〉への共感をつづる。
内容説明
宿命への愛惜、運命愛への共感。ベケット、ボルヘス、ミショー、エリアーデ、カイヨワなど同時代人たち、さらにはヴァレリーやフィッツジェラルド、そして自分自身を、言葉とともに思想を生きる生身の存在として、その“肖像”を描き出す。
目次
ポール・ヴァレリー―完璧の災い
ガブリエル・マルセル―ある哲学者の肖像
ベケット―何度かの出会い
サン=ジョン・ペルス
ミルチア・エリアーデ
カイヨワ―鉱物の魅惑
ミショー―窮極的なるものへの情熱
バンジャマン・フォンダーヌ―ローラン街六番地
ボルヘス―フェルナンド・サヴァテルへの手紙
マリーア・ザンブラーノ―決定的現存
ヴァイニンガー―ジャック・ル・リデールへの手紙
フィッツジェラルド―一アメリカ人作家のパスカル的経験
グイード・チェロネッティ―肉体の地獄
この世の女(ひと)ならず…
告白摘録
旧著再読
著者等紹介
シオラン,E.M.[シオラン,E.M.] [Cioran,E.M.]
1911年、ルーマニアに生まれる。1931年、ブカレスト大学文学部卒業。哲学教授資格を取得後、1937年、パリに留学。以後パリに定住してフランス語で著作を発表。孤独な無国籍者(自称「穴居人」)として、イデオロギーや教養で正当化された文明の虚妄と幻想を徹底的に告発し、人間存在の深奥から、ラディカルな懐疑思想を断章のかたちで展開する。『歴史とユートピア』でコンバ賞受賞。1995年6月20日死去
金井裕[カナイユウ]
1934年、東京に生まれる。京都大学仏文科卒。訳書:シオラン『カイエ1957‐1972』(第44回日本翻訳文化賞、第13回日仏翻訳文学賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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袖崎いたる
Go Extreme
んぬ