出版社内容情報
〈堅気〉をキーワードとして,普通の人々の生き方.考え方の中に隠された「自分の哲学」発見への手がかりをさぐる。福田「話しあい哲学」の総集編をなす日本人論。
内容説明
話しあいを哲学のテーマとしてきた著者が、このたびは坊主に姿を変えて世間ばなしに花を咲かせ、〈堅気〉をキーワードとして、普通の人々の生き方・考え方の中に隠された「自分の哲学」発見への手がかりを探る。
目次
まず、読んでくださる方に御挨拶
主婦こそは堅気の中の堅気なれ
堅気とは世間を気にする自分なり
若者に肩身がせまい旧カタギ
堅気よりNHKは堅気なり
噺家は堅気相手の文学者
奇蹟とは人の歴史の道理なり
仕合わせの果て死ぬのも仕事なり〔ほか〕