出版社内容情報
科学者の立場から生命倫理を問う告発の書
内容説明
フランス初の対外受精児誕生に成功した補助生殖医療の第一人者が、DNA二重らせん構造の発見にはじまる分子生物学と遺伝子工学のめざましい発展から自らの研究と実践の歩みを通して振り返り、この革命的技術が人類の未来に何をもたらすか―人間の条件を根底から覆しかねないそのおそるべき危険性を警告する。生殖医療の現場から生命倫理を問う告発の書。
目次
第1章 板ばさみになって
第2章 試験管から見世物ベビーまで、あるいはアマンディーヌの真実なる前史(動物の時代;新世界;とんでもない計画 ほか)
第3章 研究者、医学、小さな患者
第4章 FIV`ETEの周囲で(補足的な技術;FIV`ETEの変種;同定と矯正の技術 ほか)
第5章 人間の思い出のほうへ
参考 真正基本版 FIV`ETE