叢書・ウニベルシタス<br> アウグストゥス―虚像と実像

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叢書・ウニベルシタス
アウグストゥス―虚像と実像

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  • サイズ 46判/ページ数 596p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588011207
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1022

出版社内容情報

ローマ史に燦然と名を残す皇帝アウグストゥス。カエサルの跡を継ぎ、対立する有力政治家や元老院の貴族勢力を抑え、やがて神的な至上権を握るまでにいたった毀誉褒貶の独裁者は、実のところいかなる人物であったのか? その政治手法やPR術に注目しつつ、青年オクタウィアヌスが自らを神話化していった行程をつぶさにあとづけ、帝政時代の礎がいかに築かれたのかを分析する歴史学の労作。英国の碩学レヴィックの初の邦訳。

内容説明

ローマ史に燦然と名を残す皇帝アウグストゥス。カエサルの跡を継ぎ、対立する有力政治家や元老院の貴族勢力を抑え、やがて神的な至上権を握るまでにいたった毀誉褒貶の独裁者は、実のところいかなる人物であったのか?その政治手法やPR術に注目しつつ、青年オクタウィアヌスが自らを神話化していった行程をつぶさにあとづけ、帝政時代の礎がいかに築かれたのかを分析する歴史学の労作。英国の碩学レヴィックの初の邦訳。

目次

序論 謎
第1章 オクタウィアヌス―独裁者の跡継ぎ
第2章 政治家アウグストゥスの進化
第3章 元首の統治術と人々の幸福度
第4章 反対派と不満分子
第5章 君主の自己PR
第6章 芸術と文学の中のアウグストゥス
第7章 神という仮面

著者等紹介

レヴィック,バーバラ[レヴィック,バーバラ] [Levick,Barbara]
古代ローマ共和政末期と帝政初期を専門とする歴史学者。オックスフォード大学セント・ヒルダズ・カレッジ名誉フェロー。同大セント・ヒューズ・カレッジ出身。R.サイムを指導教官に博士号を取得後、セント・ヒルダズ・カレッジにて長年教鞭をとる(1959‐1998)。数々の歴史学者を育成すると同時に、第一線の研究者として論文・著書も多数ある。2度の来日経験があり、日本人研究者との親交も深い親日家である

マクリン富佐[マクリンフサ]
フリーランス翻訳者。古代ローマ史に関心を持つ。オックスフォード在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

12
アウグストゥスについて、かなり批判的に見た評伝。著者はアウグストゥスが当初から至上の権力を握るために行動し、そしてそれに成功したと説く。カエサルをある種の反面教師としながら慎重に、そして大胆にローマ帝国を作り変えていったことを、多方面から分析している。権力を曖昧に行使する、優位に立ったときこそ譲歩するなど、古今の権力者が取りそうな手のオンパレードはなかなか興味深いもの。ヒトラー、スターリン、そして現代英国の政治家まで(著者はイギリス人)慎重な物言いだが、比較として言及しているのも印象的。2022/02/18

Fumitaka

4
ローマ元首政の創建者であり、SWシリーズのパルパティーンの元ネタともいわれるアウグストゥスについて、彼が「権力の強化」という一貫した目的に基づいて行動し、その過程で、時には平然と昔とは逆の態度をとることも躊躇わず、帝政ローマの初期の素地を固めていったのだとする。元老院がカエサル時代からのあれこれで数が減ったり引退したりして威信を増しつつも弱体化したりアウグストゥスに議員が金をもらったりしていたというのはかなりパルパティーンっぽく、まあルーカスは相当に参考にしているのではないだろうか。2022/07/13

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