出版社内容情報
現代ドイツの社会哲学の泰斗が、カントによる道徳哲学・倫理学の革命の意味を明快に読み解き、いまを生きる私たちに提示する最良の注釈書。啓蒙、批判、道徳、世界市民主義という4つの駆動力をめぐって縦横にテクストと対話し、現代世界の政治的問題に引き寄せながらその歴史的意義を説く。いまなお人類の思考の最前線にありつづけるカントをめぐる、見通しのよい最新の手引き!
内容説明
なぜカントが重要か?現代ドイツの社会哲学の泰斗が、カントによる道徳哲学・倫理学の革命の意味を明快に読み解き、いまを生きる私たちに提示する最良の注釈書。啓蒙、批判、道徳、世界市民主義という4つの駆動力をめぐって縦横にテクストと対話し、現代世界の政治的問題に引き寄せながらその歴史的意義を説く。いまなお人類の思考の最前線にありつづけるカントをめぐる、見通しのよい最新の手引き!
目次
第1部 四つの駆動力
第2部 カントによる道徳哲学の革命
第3部 カントの挑発
第4部 政治哲学
第5部 歴史
第6部 宗教
第7部 展望
著者等紹介
ヘッフェ,オトフリート[ヘッフェ,オトフリート] [H¨offe,Otfried]
1943年生。ミュンスター、テュービンゲン、ミュンヘン大学等でリッター、シュルツ、クリングスらの教えを受け、1974年ミュンヘン大学で教授資格取得。1976年にデュースブルク大学哲学正教授。1978‐92年スイスのフリブール大学で倫理学と社会哲学の講座主任と社会哲学政治学国際研究所長。1994‐2011年、テュービンゲン大学正教授。カントの諸著作の注釈書を多数編纂しており、アリストテレス、ホッブズ、ロールズ等、重要な哲学者を主題とする著書も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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