叢書・ウニベルシタス<br> アメリカのニーチェ―ある偶像をめぐる物語

個数:

叢書・ウニベルシタス
アメリカのニーチェ―ある偶像をめぐる物語

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月28日 19時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 660p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588011023
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1310

出版社内容情報

神の死を宣告し、超人の到来を説いて狂気に倒れたドイツの哲学者は、じつは最もアメリカ的な思想家エマソンの熱心な愛読者だった。ニーチェの反基礎づけ主義の哲学が、ナチズムへの影響という問題を超えて、20世紀米国の文化やキリスト教、リベラリズムやプラグマティズム哲学全般に及ぼした大きなインパクトを跡づけた労作。ニーチェ翻訳・受容の歴史から、アメリカという国の姿が見えてくる。

内容説明

神の死を宣告し、超人の到来を説いて狂気に倒れたドイツの哲学者は、じつは最もアメリカ的な思想家エマソンの熱心な愛読者だった。ニーチェの反基礎づけ主義の哲学が、ナチズムへの影響という問題を超えて、20世紀米国の文化やキリスト教、リベラリズムやプラグマティズム哲学全般に及ぼした大きなインパクトを跡づけた労作。ニーチェ翻訳・受容の歴史から、アメリカという国の姿が見えてくる。

目次

プロローグ 大西洋の横断―自生の知性、海外へ
第1章 「アメリカのニーチェ」の形成
第2章 近代における人間の魂
第3章 超人のアメリカ式馴化
第4章 教育者としてのニーチェ
幕間 ニーチェを奉る人々
第5章 ディオニュソス的啓蒙思想
第6章 アメリカの土壌で生まれた反基礎づけ主義
エピローグ ニーチェとは我々のこと

著者等紹介

ラトナー=ローゼンハーゲン,ジェニファー[ラトナーローゼンハーゲン,ジェニファー] [Ratner‐Rosenhagen,Jennifer]
ウィスコンシン大学マディソン校の歴史学教授。専門はアメリカ精神史

岸正樹[キシマサキ]
1955年生まれ。アテネフランセ、日仏学院にて学ぶ。英米仏の批評理論、翻訳理論を研究。現在、翻訳家、河合塾講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

27
ニーチェが格闘したのはヨーロッパに根差した「神」でありニヒリズムだった。だが、彼の思想はアメリカでこそ受け容れられた。そんな皮肉な事態を、本書は平明に描き出している。ニーチェが関わった本だからといって構える必要はない。むしろ、日本で「神は死んだ? ナンノコッチャ」と言いながらニーチェを読んでいる私たちこそ、本書を読むことで「そうか。ニーチェの危険さ(と、表裏一体を成すアクチュアリティ)はこういうところにあったのだな」と腑に落ちるものとなるのではないかと。アドルノのニーチェからの影響は知らなかったので嬉しい2020/03/24

毒モナカジャンボ

0
生前ほとんど地上の成功を見ることのなかったニーチェに、新大陸から手紙が届いていた。そして彼は故郷19世紀ドイツの知的風土を嫌悪し、新大陸のエマーソンに惹かれていた。ニーチェは熱狂的なファンの手によりアメリカに渡り、反キリスト者、真の信仰者、西欧文明の糾弾者、詩的思想的革命者、預言者……などなど多種多様な人物として受容、誤解、挙げ句の果てに読者と一体化させられる。二つの大戦により邪悪な思想家に転落しかけたニーチェを救うカウフマン。反基礎づけの王ニーチェを反復する。だが最後に漸くエマーソンが忘却の淵から甦る。2021/02/06

ミッキー

0
人の評価と言うのはタイミングなのだと思わされる内容。そして、ニーチェそのものに当たる前に読むとガイドになると思います。参考になります。2020/06/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14496108
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。