叢書・ウニベルシタス<br> カフカ―マイナー文学のために 新訳

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叢書・ウニベルシタス
カフカ―マイナー文学のために 新訳

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010682
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C1398

出版社内容情報

世紀の名著『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』の間に刊行された、すさまじい思考の生気が、新訳で蘇る! ただ不条理を内向させるのではなく、あくまで闘うカフカ、書きながら、奇妙な戦いを続けたカフカ、悲劇ではなく喜劇、否定ではなく肯定、超越ではなく内在……。〈マイナー文学〉として、カフカ自身の書いたテクストを〈名作〉の囲いから引きずりだす。〈政治〉の定義を再考し、生々しく蠕動する〈過程〉そのものとして読み直す。

内容説明

偉大なもの、革命的なものは、ただマイナーなものだけである。世紀の名著『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』の間に刊行された、すさまじい思考の生気!悲劇ではなく喜劇、否定ではなく肯定、超越ではなく内在…。書きながら奇妙な戦いを続けたカフカのテクストを“名作”の囲いから引きずりだして、“政治”の定義を再考し、生々しく蠕動する現在の“過程”そのものとして読み直す。

目次

第1章 内容と表現
第2章 太りすぎのオイディプス
第3章 マイナー文学
第4章 表現の構成要素
第5章 内在性と欲望
第6章 系列の増殖
第7章 連結器
第8章 ブロック、系列、強度
第9章 アレンジメントとは何か

著者等紹介

ドゥルーズ,ジル[ドゥルーズ,ジル] [Deleuze,Gilles]
1925年生まれ。哲学者。1995年死去

ガタリ,フェリックス[ガタリ,フェリックス] [Guattari,F´elix]
1930年生まれ。哲学者、精神分析家。1992年死去

宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年生まれ。立教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

73
試しに取り寄せで借りる。一通り目を通す。カフカの作品と手紙などを、著者たちの思想を用いて解読(1975)。意味や形式でもなく、強度や機械、アレンジメントという用語を用いて考察。正直この著者二人の哲学本などはあまり読んでいないので馴染みが薄く、通常の読み方では、何が表現されているのか意図も寓意も不明なカフカ作品の人物や小道具や背景を、この独自の方法での読み取ろうとするため難解。不可解だが魅力的なカフカ作品へのアプローチの一つであり、新しい文芸批評の可能性を示したといえる。2018/06/21

ルンブマ

4
D+G『カフカ』第4章。これはかなり実際的な執筆論(アウトライナー論)として読めますね。が、カフカ自身に「形式」への志向はなかったわけで、文を書く上での「挫折」はその度に「傑作」であったとしても、では私たちはそのアレンジメント(形式化?)をどうするか?という問題は依然として残ります。2023/09/25

ルンブマ

3
D+Gは精神分析の隠喩のシステムを批判するが、隠喩のシステムからは逃れられていない。『カフカ』で語られるオイディプス構造のあえての拡大=マイナー文学的戦略というのも、その実、あまりに精神分析的なシニフィアン解釈だし(「隠喩の逆」とは言っているものの、結局は隠喩の構造の中にある)。2023/08/14

ろくしたん

3
ドゥルーズとガタリの共著。表紙が変。自分がカフカについて持っているイメージとはいまいち違う気がしたが、「身体性」みたいなところには共感できた。カフカは意外にかたいのか、やわらかいのか。読み手に多様な解釈をされるというのがいいのか。2020/01/23

mori-ful

1
なんとなくドゥルーズ=ガタリの『カフカ』を読んだけど面白いなあ。手紙や短編と長編小説の違い。カフカの非政治的な政治性。フーコーの権力分析の共通性。メタファーの拒絶。「私はただ自分の散歩をするだけだ。それで充分に決まっている。逆を言えば、世界に私が散歩できない場所など存在しない」2024/01/22

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