叢書・ウニベルシタス<br> 導きとしてのユダヤ哲学―ローゼンツヴァイク、ブーバー、レヴィナス、ヴィトゲンシュタイン

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叢書・ウニベルシタス
導きとしてのユダヤ哲学―ローゼンツヴァイク、ブーバー、レヴィナス、ヴィトゲンシュタイン

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009976
  • NDC分類 139
  • Cコード C1310

内容説明

現代アメリカの分析哲学・科学哲学の潮流を牽引してきたパトナム。その著作活動の一方で、生活者としては実践的なユダヤ教徒であった彼が、自身の無神論的哲学と宗教的信とのあいだの和解しえない矛盾を、いかに真摯に思考し生きてきたかを初めて語ったエッセイ。20世紀のユダヤ思想家たちへの深い洞察と共感、そして哲学的な生き方の知恵にあふれた倫理の書。

目次

1 ローゼンツヴァイクとウィトゲンシュタイン
2 ローゼンツヴァイクの啓示論とロマンス
3 『我と汝』が本当に語っていること
4 レヴィナス―われわれに要求されていることについて

著者等紹介

パトナム,ヒラリー[パトナム,ヒラリー] [Putnam,Hilary]
1926年シカゴに生まれる。48年ペンシルベニア大学哲学部卒業。51年カリフォルニア大学(UCLA)で哲学博士号(Ph.D.)を取得。その後、ノースウェスタン、プリンストン、MITなどの大学で教鞭をとり、65年以降はハーバード大学哲学部教授を務め、同大学名誉教授。現代アメリカを代表する哲学者で、論理実証主義の批判的検討をはじめ、数理論理学・科学哲学・言語哲学・心身問題、さらには倫理や歴史の哲学など多方面のテーマについて、斬新なアイデアを提起し、世界の哲学界をリードしてきた。今日「科学について最も良い全体的見通しをもつ哲学者」(シュテークミュラー)と評されている

佐藤貴史[サトウタカシ]
1976年生まれ。2006年3月、聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。思想史・宗教学専攻。聖学院大学総合研究所特任研究員をへて、現在北海学園大学人文学部英米文化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ラウリスタ~

9
法政大学出版局の本ってほんとに難しい。この本も、200ページもないのにかなり骨の折れる本だった。ローゼンツヴァイク、ブーバー、レヴィナス、ウィトゲンシュタインといった3と4分の1人のユダヤ人哲学者についての本。おそらく著者にとっての信仰と、これら四人のユダヤ哲学とが問題とされているようだ。もっとも、前の二人はまったく知らないし、後者の二人も、何を言ってるのかさっぱりなので、彼らのユダヤ哲学についての本なんて言われても、どうしようもなかった。2013/11/19

左手爆弾

0
哲学者とユダヤ教の関係はいかなるものか。ローゼンツヴァイクが大胆にも(対話者が答えを事前に持っており、他者性を欠いているが故に)プラトン批判を展開することにも象徴されるように、ヘレニズム的なものとヘブライズムは距離があり、同時に神と人間の世界を強烈に分断する傾向を持つ。歴史がなければユダヤ教ではない。しかし、歴史の外にある永遠に立つことがユダヤ人の目標でもある。この啓示を目指しつつ愛に基づく共同生活を行おうとするところに、ユダヤ哲学の本質があるのだとパトナムは認めている。2016/06/08

昌也

0
ヒラリー・パトナムは、ブーバー「我ー汝」の二つの誤解を指摘している。一つ目の誤解は、ブーバーが「我ー汝」関係はつねに良き関係であり、「我ーそれ」関係はつねに悪い関係だと考えている、というものである。」p102「二つ目の誤解は、『我と汝』において重要なすべてのことは、人格的関係についての教えであり、神についてのあらゆる事柄は無視することができる、というものである。p105 (すべて上点つき)p107にパトナムの二つの主張あり(別紙)2021/04/05

さんくん

0
神の奇跡もあの世も信じることはないけど、祈りによって敬虔さをもち信仰にかかわるパトナムの態度に、こういうのでもいいんだと味方を得たような気がしました。宗教に対する態度はひとつではないと。だからこその、もっと多くのハリネズミをという倫理が導かれるのかもしれないなとは思いました。2019/12/15

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