叢書・ウニベルシタス<br> 安全の原理

個数:

叢書・ウニベルシタス
安全の原理

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009884
  • NDC分類 361
  • Cコード C1330

内容説明

日常の“安全”を求めて、終始不安に怯える私たち―自然災害、金融・経済不安、原発事故、紛争、テロなど、人間の安全をめぐる心理と行動を歴史的に考察する。

目次

1 破局
2 危険、冒険
3 計算と否認
4 不安、勇気、そしてリスク願望
5 保険社会
6 社会的紛糾
7 リスク経済
8 保安国家
9 戦争の危険
10 テロ
11 平和と安全
12 自由あるいは安全

著者等紹介

ソフスキー,ヴォルフガング[ソフスキー,ヴォルフガング] [Sofsky,Wolfgang]
1952年、ドイツのカイザースラウターン生まれ。社会学者、哲学者、エッセイスト。ゲッティンゲン大学で社会学、哲学、歴史学、政治学を専攻したのち、1981年に同大学で博士号を取得。複数の大学で教鞭をとったのち、現在は在野の著述家として、言論活動を行なっている。『テロの秩序―強制収容所』(Die Ordnung des Terrors:Das Konzentrationslager,S.Fischer,Frankfurt a.M.1993)により1993年の「ショル兄妹賞」を受賞

佐藤公紀[サトウキミノリ] [Maslow,Sebastian]
1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員

マスロー,セバスティアン[マスロー,セバスティアン]
1983年生まれ。2007年ドイツ・ベルリン自由大学卒業、現在、東北大学大学院法学研究科博士課程在籍(政治学専攻)、および、日本学術振興会特別研究員を経て、現在、ハイデルベルク大学東アジア研究センター助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mealla0v0

0
本書は、エッセイのようだ。正直なところ、あまり論理的ではない部分も多く、これを引用文献として使うのは困難だろう、と思った。▼明示されないながらも、G.アガンベンやM.フーコーの視点が導入されていたようにも思う。自由と安全の対立など、後期フーコーの主要テーマの統治性の議論とも連関してくる。そのなかで面白いと思うのは、テロリズムは日常を破壊するという、なんでもないようで、なかなかに重要な指摘だろうか。2017/05/09

ミッキー

0
エッセイというのは、発想の転換になるなぁと思います。安全とは、多くの分野であるけど、それを得る手段は、なんとも危険なものであるという逆説的なアイデアは面白いと思いました。2013/07/27

yokkoishotaro

0
癖があったが、書かれている内容は大変良かった。特にどこに目を向けるべきか、安全と法、権力あたりは大変腑に落ちた。2022/11/30

抹茶ケーキ

0
学術書かと思っていたけれどどちらかと言えばアフォリズムっぽかった。「完全な安全など妄想である。人間はその生涯において危険に取り囲まれている。リスクがまったくない行為などほとんどない」(18頁)/「安全は自由を犠牲にする」(178頁)/「不信のスパイラルが社会とその制度を解体する。……思想や学術研究は厳しく統制され、情報と言論は誘導される。古い事由に固執する人は疑いの対象となる。……不安の独裁において不確実性/不安定性は日々増大する。そして、自由の破壊は新たな恐怖を生み出すのだ」(182-183頁)2018/01/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5733640
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。