叢書・ウニベルシタス<br> 弱い思考

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叢書・ウニベルシタス
弱い思考

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  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009778
  • NDC分類 104
  • Cコード C3310

内容説明

暴力性をともなう形而上学との決別。エーコなど、現代イタリアの思想家11名による論集。世界的に影響を与えた哲学アンソロジー。

目次

弁証法、差異、弱い思考(ジャンニ・ヴァッティモ)
経験の過程でのさまざまな変容(ピエル・アルド・ロヴァッティ)
反ポルフュリオス(ウンベルト・エーコ)
現象を称えて(ジャンニ・カルキア)
弱さの倫理―シモーヌ・ヴェーユとニヒリズム(アレッサンドロ・ダル・ラーゴ)
「懐疑派」の衰朽(マウリツィオ・フェッラーリス)
ハイデガーにおけるlucus a(non)lucendoとしての開かれ=空き地(レオナルド・アモローゾ)
ウィトゲンシュタインと空回りする車輪(ディエーゴ・マルコーニ)
雪国に「城」が静かにあらわれるとき(ジャンピエロ・コモッリ)
カフカのアイデンティティなき人間(フィリッポ・コスタ)
社会の基盤および計画の欠如(フランコ・クレスピ)

著者等紹介

ヴァッティモ,ジャンニ[ヴァッティモ,ジャンニ][Vattimo,Gianni]
1936‐。イタリアの哲学者・政治家。トリーノ大学卒。トリーノ大学教授。哲学、美学

ロヴァッティ,ピエル・アルド[ロヴァッティ,ピエルアルド][Rovatti,Pier Aldo]
1942‐。イタリアの批評家。ミラーノ大学卒。同大学でエンツォ・パーチの助手を勤めたのち、1976年からトリエステ大学で現代哲学史の講義を担当。また、同じ1976年、パーチの死去にともなって、パーチが1951年に創設した哲学誌『アウト・アウト』の編集長を引き継ぎ、現在にいたる

上村忠男[ウエムラタダオ]
1941年生まれ。東京外国語大学名誉教授。専攻は学問論・思想史

山田忠彰[ヤマダタダアキ]
1951年生まれ。1983年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、日本女子大学人間社会学部教授。専攻は倫理学・美学

金山準[カネヤマジュン]
1977年生まれ。2011年、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。専攻は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ラウリスタ~

11
どうやら19世紀後半、マルクス、ニーチェによって転換されたはずのものが、ポスト構造主義の時代においてもまだ徹底されていない。だから彼らの「弱い思考」、ハイデガーのいう屈曲を、超克の代わりに追求する、といったようなことのようだが、正直さっぱり。わりと種々雑多な論文、エッセイが含まれており、イタリア現代哲学ってのは、わりとドイツ方面から(ハイデガーとか、カフカとか)多くを引き出しているんだなっていう印象。2015/02/13

白義

11
例えば、明晰でありすぎること。あるいは、道筋がまっすぐすぎること、強すぎること、そうした傾向に抗って、弱さ、微細な個別の中に開かれる世界に寄り添うことと、それを可能にする思考と叙述のあり方。本書に収められた論考は、全てそうしたものの探求の試みという点で一致している。ダル・ラーゴのヴェーユ論、マルコーニのウィトゲンシュタイン論にコスタとコモッリのカフカ論がすごくいい。30年前の論文集なので今読むと王道過ぎるように見える箇所があるのは意外だった。イタリア現代思想について知る上質のアンソロジーだ2012/10/18

放蕩息子

2
ヴァッティモから骨董趣味なんて言葉が出るのは驚きです。2012/11/07

obess

1
似ている主張と踵を接し、かつ違いもはっきり説明を試みるヴァッティモの宣言文がいちばんのエッセンスだった。2015/03/30

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