内容説明
メディア技術とネットワーク化の発展によって、現代および未来の人間の生活はどのように変化しうるか。人間とメディアの発展史をヒト科の誕生にまで遡って俯瞰し、心や意識から政治にいたるまでの人間的現象を多面的に解明する試み。
目次
序論
1 アフリカ―人類発祥の地?
2 ネアンデルタール人と現代人の起源
3 人間と非‐人間
4 ネットワーク化あるいは「諸関連―人間とその社会的構造」
5 音声から文字へ
6 形象、媒体、仮面―形象作成の人類学的両義性
7 発生・誕生・死―人間の生における心的精神性の諸段階
8 人工知能とサイバースペースの時代における自我像と人間像
9 人間の後には何が来るのか
10 真髄としての人間―哲学的大テーマにたいする小論
著者等紹介
ボルツ,ノルベルト[ボルツ,ノルベルト][Bolz,Norbert]
1953年生まれ。マンハイム、ハイデルベルク、ベルリン大学で哲学、独語独文学、英語英文学、宗教学を学ぶ。1992‐2002年、エッセン統合大学芸術・デザイン研究所のコミュニケーション論教授。2002年以来、ベルリン工科大学言語・コミュニケーション研究所のメディア学教授
壽福眞美[ジュフクマサミ]
1947年生まれ。一橋大学大学院単位取得退学。現在、法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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