出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
イギリスやフランスの陰に隠れがちな18世紀前半のドイツ啓蒙主義に光をあてる。著者は、哲学書の扉を飾る寓意画を読み解きながら、カントが登場する以前のドイツ思想の特徴を鮮やかに示してみせる。この時代の哲学はまだ概念と論理に縛りつけられておらず、図像と想像力が思考に大きな影響を与えていた。巻末に詳細な訳者解説を所収。
目次
啓蒙の土地(啓蒙に関する啓蒙;啓蒙への希望 ほか)
哲学の図像学(真理へのさまざまな道;対比的図像 ほか)
哲学の概念(生き生きとした認識;究極的知識 ほか)
真の啓蒙と高次の啓蒙(歴史化と脱歴史化;自己定義と自己超越 ほか)
著者等紹介
シュナイダース,ヴェルナー[シュナイダース,ヴェルナー][Schneiders,Werner]
1932年生。1997年までミュンスター大学哲学教授。国際18世紀研究会の会長・委員を務めた
村井則夫[ムライノリオ]
1962年生。上智大学大学院博士後期課程満期修了。明星大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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