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内容説明
「自然」をキーワードに幕末以後の日本思想を分析し、なぜ自由民主主義が戦前に達成されなかったかを問う。
目次
第1章 序論―自然にともなう問題
第2章 徳川時代の地勢的想像力
第3章 明治初期に異論の多かった自然
第4章 加藤弘之―自然を時間に変える
第5章 馬場辰猪―自然法と意志をもった自然
第6章 植木枝盛―ぼくは充電されたからだを歌う
第7章 日本の自然の文化変容
第8章 超国家的自然―死んだ時空
第9章 結論―自然な自由
著者等紹介
トーマス,ジュリア・アデニー[トーマス,ジュリアアデニー][Thomas,Julia Adeney]
ヴァージニア出身で、プリンストン大学やオックスフォード大学で研究を重ね、1993年、シカゴ大学歴史学部で博士号取得。現在、ノートルダム大学歴史学部准教授。自然、記憶、写真が日本の政治権力をどのように形成していったかに焦点をあてて研究を進め、現在は戦時中と占領中の日本の写真をテーマにしている。『近代の再構築』は2003年にアメリカ歴史学会のジョン・K.フェアバンク賞を受賞した。また、1998年12月にAmerican Historical Reviewに掲載された論文“Photography,National Identity,and the Cataract of Times:Wartime Images and the Case of Japan”は、バークシャー女性歴史家会議で年間最優秀論文賞に選ばれた。これまでに、メロン財団、米国人文科学基金、プリンストン高等研究所、国際交流基金、米国学術団体評議会‐米国社会科学研究評議会、日本学術振興会、文部省などの支援を受けて研究を進めてきた。ノートルダム大学着任前には、ウィスコンシン大学マディソン校とイリノイ大学シカゴ校で教鞭をとり、ベルリンのマックス・プランク科学史研究所客員研究員を務めた
杉田米行[スギタヨネユキ]
1999年、ウィスコンシン大学マディソン校歴史学部で博士号取得。現在、大阪大学大学院言語文化研究科准教授。専門は日米関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。