内容説明
「西欧の哲学の始まり」を問い、思索してきたガダマー晩年の講義緑。「有魂の生きた言葉」で語る西欧の思惟の源流。
目次
第1講 始まりの意味
第2講 始まりへの解釈学的な接近
第3講 確実な基盤プラトンとアリストテレス
第4講 生命と魂―『パイドン』
第5講 自然と精神との間の魂
第6講 魂からロゴスへ―『テアイテトス』と『ソピステス』
第7講 アリストテレスにおける学説誌の端緒
第8講 アリストテレスの『自然学』におけるイオニア的思惟
第9講 パルメニデスと死すべき者らの思いら
第10講 パルメニデスと存在
著者等紹介
ガダマー,ハンス=ゲオルク[ガダマー,ハンスゲオルク][Gadamer,Hans‐Georg]
1900年マールブルク生まれの現代ドイツを代表する哲学者。1968年にハイデルベルク、大学教授を退官するまで、マークブルク、ライプツィヒ、フランクフルト各大学の哲学教授を務め、占領下のライプツィヒ大学では学長の要職にあった。主著の『真理と方法』で展開された〈哲学的解釈学〉によって現代思想界に大きな影響を与えている。2002年3月14日死去
箕浦恵了[ミノウラエリョウ]
1935年生まれ。大谷大学名誉教授。専門は古代ギリシャ哲学・宗教史
國嶋貴美子[クニシマキミコ]
1967年生まれ。大谷大学文学部非常勤講師。専門は古代ギリシャ哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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