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叢書・ウニベルシタス
思索日記〈1〉1950‐1953

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  • サイズ B6判/ページ数 570p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588008412
  • NDC分類 311.234
  • Cコード C1310

内容説明

全体主義との闘争の過程でアーレントが敢行した西洋政治哲学の伝統との対決の貴重な記録。身辺雑記や読書録ではなく、現在の出来事に関する証言であり、「手摺抜きの思考」の現場が示される。アーレント理解に不可欠の一級資料(全2冊)。

目次

無題(赦し・報復と和解)
人格‐自我‐性格
「この世に別れを告げぬ間に」(E・ディキンソンの詩)
無題(過去‐現在‐未来)
思考‐行為
感謝はキリスト教的美徳ではない
報復や赦しよりも純粋な怒りのほうが上だ
誰でも現実の与えるショックから逃れようとする
無題(鉋をかけると鉋屑が出る)
政治には二つの基本原理がある〔ほか〕

著者等紹介

アーレント,ハンナ[アーレント,ハンナ][Arendt,Hannah]
1906‐1975。ドイツ系ユダヤ人の哲学者・政治思想家。マールブルク大学、ハイデルベルク大学に学び、1941年、アメリカに亡命。シカゴ大学、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ等で教鞭をとる一方、ナチズムや全体主義をめぐる論争に積極的にかかわり、活発な言論活動を展開した

ルッツ,ウルズラ[ルッツ,ウルズラ][Ludz,Ursula]
1936生まれ。ベルリン自由大学で社会学を学んだ後、フリーの翻訳者・編集者として活躍

ノルトマン,インゲボルク[ノルトマン,インゲボルク][Nordmann,Ingeborg]
1944年生まれ。ベルリン自由大学で文芸学、政治学、哲学を研究後、フランクフルト・アム・マインのプロテスタント・アカデミーでジャーナリスト兼研究指導者として活躍。1999年から2002年までドレスデンのハンナ・アーレント全体主義研究所で共同研究

青木隆嘉[アオキタカヨシ]
1932年福岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

galoisbaobab

13
どこにも向かっていない文章なはずなのに思索が形作るイメージがボンヤリと浮かんでくる感じ。難解といえば難解だし、全体的な整合性を気にする人が細かいツッコミを入れそうだけど彼女は自由に思索し巧妙に落書きにおける論理化を避けているような気がする。続きも読んでみよう!2017/10/19

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