出版社内容情報
反発と牽引をくり返しながらヨーロッパ史の中で重要な役割を果してきた英仏の交流を,それぞれの時代に往来し旅した政治家.軍人・文学者などの著作を通して描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もとせ
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283頁「このような関係が将来も続くかどうか、誰にもわからない。他の関係がより大きくなるかも知れないし、もし共通したヨーロッパの個性がつくられれば、古い国家の区別は地方的なものとなってしまうかも知れない。しかし、国家としてであれ地方としてであれ、フランスとイギリスとは隣り同士であることに変わりはない。両方の国が、程度の差はあっても友好的に、親しみの持てる敵同士、困らせ合う友人同士として互いのことを考えている、この関係がなくなる時が来ようとは思えない。」2014/07/11
rbyawa
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どうでもいいんですが、妙にこの叢書名気に入ってます、ウニベルシタス(言いやすい、意味知らね)。とりあえず、内容がって言うより構造が面白い本で、元がフランス語と英語で書かれていたため邦訳は二人の方が当たられたそうなんですが、どうも、自分の担当のパート(例えばイギリス)で、相手の担当の国(この場合フランス)に悪いことをしていると微妙な気分になったとか、最終的に公平に終わってくれたので二人してほっとしたとか。とりあえず、相互理解はしたほうがいい、お互い、うん。2009/10/26