平川〓弘決定版著作集<br> 西欧の衝撃と日本

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平川〓弘決定版著作集
西欧の衝撃と日本

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  • サイズ A5判/ページ数 398,
  • 商品コード 9784585294054
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

西洋文明の衝撃(インパクト)の下で東アジアの一文明が示した対応(リスボンス)の記録16世紀以来のヨーロッパの膨張は、19世紀に至って地球大の運動となり、軍事力、技術力、組織力で圧倒的な優位に立つ西洋は非西洋に深刻な衝撃を与えた。
日本をはじめとする非西洋は、西洋文明という異質の文明の衝撃に対応して、脱皮することを余儀なくされ、西洋がリードしつつあったグローバルな世界史の中へ抜き差しならぬ関係で組みこまれていった。
外圧と対応の関係の中で展開された近代日本の歴史に焦点をしぼり、シンボリカルな史実や人物をとりあげて比較文化史的なアプローチを試みる。

1 イエズス会士や商人たち―膨脹するヨーロッパ
2 東西両洋の試験制度―勤勉の伝統と近代化の起動力
3 尊王攘夷と開国和親―明治維新と群集心理
4 幕末維新の渡航者たち―攘夷、親米、反米の心理
5 西と東のナショナリズム―明治日本の庶民の心
6 ロシヤにこだまする「黄禍論」―西洋帝国主義者のアジア観
7 乃木将軍と森鴎外―西欧化日本と和魂の行方
8 非西洋の近代化とその焦り―国民感情と国家理性
9 軍人の栄辱―日本における国家主義と国際協調主義
10 クローデルの天皇観―日本のこころを訪れる眼
あとがき―比較文化史的アプローチ
解説 仙北谷晃一
解説 芳賀徹
解説 大世界史の先駆者 山中由里子
著作集第5巻に寄せて―歴史学へのめざめ 平川?弘

平川?弘[ヒラカワ スケヒロ]
著書に『和魂洋才の系譜』(河出書房)、『謡曲の詩と西洋の詩』(朝日新聞社)、『小泉八雲』(新潮社)、『東の橘 西のオレンジ』(文藝春秋社)、『平和の海と戦いの海』(新潮社)、『進歩がまだ希望であった頃―フランクリンと福沢諭吉』(新潮社)、『漱石の師マードック先生』(講談社)。訳書にダンデ『神曲』(河出書房)、サンソム『西欧世界と日本』(筑摩書房)など。

内容説明

本書はイエズス会マッテオ・リッチが北京に到着、明朝の神宗帝に拝謁しようとした一六〇〇年から説きおこす。漢名利瑪竇のこの人物を「ルネサンス西欧の科学上の知識も中国の四書五経の学問も一身に備えた人間が、はじめてこの地球上に現われた」と叙述して読者を驚かす。そして「西洋文化と東洋文化を一身に備えた最初の世界人uomo universaleといえるだろう」と定義する。平川祐弘ならではの見事な歴史把握ではあるまいか。

目次

1 イエズス会士や商人たち―膨脹するヨーロッパ
2 東西両洋の試験制度―勤勉と伝統と近代化の起動力
3 尊王攘夷と開国和親―明治維新と群集心理
4 幕末維新の渡航者たち―攘夷、親米、反米の心理
5 西と東のナショナリズム―明治日本の庶民の心
6 ロシヤにこだまする「黄禍論」―西洋帝国主義者のアジア観
7 乃木将軍と森鴎外―西欧化日本と和魂の行方
8 非西洋の近代化とその焦り―国民感情と国家理性
9 軍人の栄辱―日本における国家主義と国際協調主義
10 クローデルの天皇観―日本のこころを訪れる眼

著者等紹介

平川祐弘[ヒラカワスケヒロ]
1931(昭和6)年生まれ。東京大学名誉教授。比較文化史家。第一高等学校一年を経て東京大学教養学部教養学科卒業。仏、独、英、伊に留学し、東京大学教養学部に勤務。1992年定年退官。その前後、北米、フランス、中国、台湾などでも教壇に立つ。ダンテ『神曲』の翻訳で河出文化賞(1967年)、『小泉八雲―西洋脱出の夢』『東の橘 西のオレンジ』でサントリー学芸賞(1981年)、マンゾーニ『いいなづけ』の翻訳で読売文学賞(1991年)鴎外・漱石・諭吉などの明治日本の研究で明治村賞(1998年)、『ラフカディオ・ハーン―植民地化・キリスト教化・文明開化』で和辻哲郎文化賞(2005年)、『アーサー・ウェイリー―『源氏物語』の翻訳者』で日本エッセイスト・クラブ賞(2009年)、『西洋人の神道観―日本人アイデンティティーを求めて』で蓮如賞(2015年)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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