平凡社新書
幕末もう一つの鉄砲伝来

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582856552
  • NDC分類 559.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

戦国の鉄砲伝来が近世の誕生を加速させた史実が、第一次鉄砲伝来の衝撃だった。そして幕末期、黒船来航による西洋の火砲戦艦の武備が時代を大きく変えていく。第二次鉄砲伝来の衝撃を描く。

目次

序章 和流砲術とは
第1章 砲術継承と外圧による新流派の台頭
第2章 藩政改革の立役者
第3章 ちらつく西洋流の影
第4章 第二次鉄砲伝来の衝撃
第5章 ロシア軍艦デアナ号の大坂来航
第6章 維新の変革と和洋砲術の顛末

著者等紹介

宇田川武久[ウダガワタケヒサ]
1943年東京都生まれ。國學院大學大学院博士課程修了。国立歴史民俗博物館教授を経て、同名誉教授。中・近世水軍史、日本鉄砲史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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浅香山三郎

11
『江戸の砲術師たち』の続編となるやうな内容である。土浦藩の砲術師関家の記録から、幕末の対外情勢の影響を受けた砲術への関心の高まりと、新しい武器の流入など、和流から西洋流が盛んとなる状況への砲術師の対応を跡付ける。西洋に対抗すべく、砲術稽古・鍛錬・動員が盛んに行なはれるが、西洋の技術の水準との違ひにもいち早く対応しやうといふ、関家の当主らの動きが興味深い。2021/04/11

Dobject

1
Amazonのレビューにもあるように帯コピーに惑わされてはいけない。編集者が悪い。この新書は和流砲術の一派である関氏の一族の盛衰を関氏一族の日記等から抜粋し、説明しているだけであった。幕末における鉄砲の変遷や砲兵の運用等の戦術の移り変わりはほぼ書かれていない。かかれれているのは関氏の成り立ちや和龍砲術の棟梁としての仕事、代々の功績等が主である。はっきり言って素人が読んでも有意義ではない。もしそれでも購入をしたいのであれば、本書の結びを読んでから購入することをすすめる。正直な話、結びを読めばそれで足りる。2012/09/25

Junpei Ishii

0
戊辰戦争当時の火器に関する同時代人の認識を知りたいと思い購入しました。和流砲術家である関家文書をもとに、幕末期の和流砲術が西洋流の火器技術・理論に対してどのように対抗し、生き残ろうとしたのかを読み解いています。期待した内容とは異なりましたが、和流砲術の常識を理解しておくことが、幕末期の軍事技術を理解する上で重要だと感じました。2013/08/07

ハヤブサの竜

0
まじでくそつまんね2013/05/10

naftan

0
「江戸の砲術師たち 」の続編、異国船が日本周辺に出現し始めた松平定信の時代に海防熱の高まりから和流砲術の隆盛、ペリー来航の衝撃による幕府及び各藩の西洋流採用による停滞衰亡、そして新政府による和流砲術の消滅までを和流砲術師範関内蔵助家の資料を用い、関家の仕える土浦藩の公務を交えながら記述している。2013/01/03

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