平凡社新書<br> 3・11後の建築と社会デザイン

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平凡社新書
3・11後の建築と社会デザイン

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  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582856125
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0231

内容説明

3・11は、日本が抱えていた問題を顕在化させ、私たちは、いきなり歴史の転換点に投げ出されてしまった。東北の再生、そして新たな日本の再編に向けて、これまでの何を改め、どこへ向かうべきなのか。建築、社会学、社会経済学の気鋭の論客が一堂に会し、日本の未来のため、熱い議論を繰り広げた―。経済と効率の偏重から脱して、いかに共感と共有の社会をつくるか。

目次

第1部 「生活者」のための社会デザイン―社会・地域・政治(住宅のあり方を問う;住宅ストックの活用と仮設住宅;地元の人々の活動を支える ほか)
第2部 建築からはじめる―国土・都市・建築(「助け合って住む」ことへの見直し;時代を加速させた東日本大震災;出直すために、問題を見定める ほか)
シンポジウムを終えて(共感と共有の時代―文明の曲がり角に立って(三浦展)
「建築」から「3・11後の社会デザイン」を考える(藤村龍至))

著者等紹介

三浦展[ミウラアツシ]
1958年新潟県生まれ。カルチャースタディーズ研究所主宰。82年一橋大学社会学部卒業後、パルコで「アクロス」編集長を務める。90年三菱総合研究所主任研究員、99年カルチャースタディーズ研究所設立、消費・社会・都市の研究を行なう

藤村龍至[フジムラリュウジ]
1976年東京都生まれ。建築家、東洋大学理工学部建築学科専任講師。東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005年より藤村龍至建築設計事務所を主宰。フリーペーパー「ROUND ABOUT JOURNAL」のほか、ウェブマガジン「ART and ARCHITECTURE REVIEW」の企画・制作も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

15
新年一冊目はきちんと考えていかねばいけないテーマで。家は人を収容するハコではないという当たり前のことが、多くの仮設住宅の建築理念からは抜け落ちてしまっているようで気になっていた。その疑念に対するいくつかの回答がここにあるように思う。国と被災された方の間に入るクッション的な存在の大切さ、国の今までの間違ったまちづくり、そしてこれから。考えるべき問題はたくさんあるが、知恵を出せる人もたくさんいるはず。どういう形で力になれるだろうとひとりの人間として思った。2012/01/01

ミッキー・ダック

4
3.11は、日本の社会の様々な問題点を露わにし、今後の社会のあり方を色々と考えさせた。この本は、これまで作られてきた都市や住宅が大量消費・個人主義・所有を前提にしており、すべては経済政策によるものであることを教えてくれる。震災復興はなかなか進まないが、従来の経済政策の延長上で復興すべきではないと主張する。政府も官僚も東電も企業も、今までのやり方への反省が全くない中で、コミュニティや生活者やシェアの視点からの提言は貴重だが、NPOやNGOや建築家の少しずつの活動だけでどこまで社会を変えらるのだろうか?2012/05/29

左手爆弾

3
「建築とは単に建物を建てるだけではない」という、現代の建築の課題を象徴している一冊である。一世帯=一住宅という前提の下、自己責任で「住む」ことをデザインした結果、人々の交流は失われ、非常時や緊急時に弱い街や社会ができてしまったことが指摘されている。日本の非常事態のなさや、常に優先される経済原理への批判、官と民の対立を埋める中間物の必要性、モノを消費するのではなく何かをするコトに喜びを見出す人々、助け合って住むことをもう一度考え直す、日本人が個人での自立を目指したのはニーチェの影響?...など、様々な論点。2014/01/07

ひろ

2
今後の建築はどうあるべきなのかを改めて考えさせられた!今までの思考を解体し再構築していくべきじゃないかな?それはすごく本質的なところにあると思う!建築はどこまで社会を変えることができるのだろう?2012/09/19

Nahomi

2
震災後の復興の在り方、これからの日本について主に住宅の観点から考察したシンポジウムの記録。 行政の問題点、「一住宅≠一家族」の考え方は納得。ただ「復興には被災地の声が不可欠」と繰り返し主張する割にパネリストに被災地の建築家、学者がいなかったのは疑問。2012/01/14

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