出版社内容情報
王国維の師・羅振玉は幅広い学殖を備え、晩年は日本が建国した満洲国の要職に就いた。特異で複雑な学者の唯一の自伝。中国と日本を行き来して、深く交流した記録三篇を付す。
内容説明
羅振玉は幅広い学殖を備え、辛亥革命期には日本に亡命、晩年は日本が建国した満洲国の要職に就いた。特異で複雑な学者の唯一の自伝。日中を行き来して深く交流した記録三篇を付す。
目次
集蓼編(出生から科挙受験まで;上海から武漢へ;二か月の日本滞在;蘇州での教育;北京での役人生活;京都での亡命生活;天津での日日;旅順での晩年)
扶桑両月記
扶桑再遊記
五十日夢痕録
著者等紹介
深澤一幸[フカザワカズユキ]
1949年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。元大阪大学大学院言語文化研究科教授。専攻、中国言語文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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