出版社内容情報
現代に再発見された放浪詩人の作品を作詩年代順に集成。第2巻は初老期・老年期。京都を足場に西国を漂泊しつつ時に江戸を望郷する。
柏木 如亭[カシワギ ジョテイ]
著・文・その他
揖斐 高[イビ タカシ]
著・文・その他
内容説明
現代に再発見され、再評価の高い放浪の漢詩人の作品を作詩年代順に集成する。第2巻は初老期から老年期。京都を足場に諸国を漂泊し、時に江戸を思う―。第一人者による訳注。
目次
如亭山人遺藁巻一(駿州道中、松魚を食ふ;桑〓(ひつ)堂に似す
三日、四日市の海楼に飲む ほか)
如亭山人遺藁巻二(癸酉の初夏、京を去りて琵琶湖上の最勝精舎に寓す;桑〓(ひつ)堂が鉄蕉書院に寓す
冢荷渓が香遠山房 ほか)
如亭山人遺藁巻三(丙子の元日;二月、雪漸く消ゆ。客居初めて悶を免る。急に一絶を作つて喜びを記す;三月二十三日、風日初めて美なり。高蓬庵、余を勧めて十二洲に桃花を看せしむ。蓬庵云はく、洲は阿雅河中の一孤島なり。広さ十余里、満島灼灼として雲錦の如し。惜しむらくは、賞者罕れなりと。乃ち舟と饌とを命じて以て往く ほか)
著者等紹介
揖斐高[イビタカシ]
1946年生まれ。近世日本文学研究者。成蹊大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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