出版社内容情報
開国前夜の開明思想家の生活者、画家、政治家、教育者など、多様な顔を手紙が明示。76通を精選、編年順に配列し、訳注を付す。
渡辺 崋山[ワタナベ カザン]
著・文・その他
別所 興一[ベッショ コウイチ]
著・文・その他
内容説明
開明的な徳川知識人ならではの屈折した心情や矛盾した思考。生活者・画家・政治家・教育者といった多面的な顔を持つ崋山の苦悩、思索の過程を友人・知己宛てに送った書簡で考察する。
目次
1 田原藩政復興と画作の抱負
2 西洋事情への開眼と藩政改革の構想
3 蛮社の獄中期の苦悩
4 田原蟄居と新生の決意
5 再起の断念と自死への道
崋山書簡原文
著者等紹介
別所興一[ベッショコウイチ]
1939年、愛知県田原市生まれ。名古屋大学文学部卒業。愛知県立高校教諭・愛知大学教授を経て、現在、「愛知県史」特別調査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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