出版社内容情報
二人の映画狂がトリュフォーに映画の秘密をトコトン聞き出した、世界でも類のないインタビュー集。2014年、没後30年記念出版。
内容説明
映画はいかにしてつくられるか?多彩なエピソードをまじえつつ、その理論と実践をふたりの映画狂の質問に答えて、トリュフォーがいっきょに語りつくす!最良の聞き手によって生まれた、世界にも類のない圧巻のインタビュー集、ついに刊行。トリュフォーによる全作品解説入り。
目次
トリュフォーそして映画―最初の語らい(一九七九年)
トリュフォー最後のインタビュー(一九八二‐八三年)(『ある訪問』;撮影ジャック・リヴェット、編集アラン・レネ;「労働と文化」の頃;ジュネかバザンか;『あこがれ』;週刊文芸紙「アール」の時代;ピエール・ブロンベルジェというプロデューサー;ベルナデット・ラフォンのデビュー;ジェラール・ブランはジェームズ・ディーン気取りだった;『勝手にしやがれ』のオリジナル・シナリオ ほか)
著者等紹介
山田宏一[ヤマダコウイチ]
1938年、ジャカルタ生まれ。映画評論家。東京外国語大学フランス語科卒業。1964~67年、パリ在住。その間「カイエ・デュ・シネマ」誌同人
蓮實重彦[ハスミシゲヒコ]
1936年、東京生まれ。映画評論家、フランス文学者。東京大学文学部フランス語フランス文学科卒業。1962~65年、パリ在住。パリ大学文学人文科学科にて博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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dubstepwasted
0
トリュフォー入門書かつすばらしい案内書。何度も読み返す。2015/11/10
rinrin
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【BOOK(2015)-036】!!!!!!!!2015/03/04
イワシ
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「こんなことがあったことを思い出す。トリュフォーが宿泊していた東京・日比谷の帝国ホテルのスイートルームでインタビュー中に、アメリカから国際電話がかかってきた。トリュフォーの長女ローラなカリフォルニア大学バークレイ校に留学中で、専攻の比較映画学の卒業論文に「ヌーヴェル・ヴァーグとゴダール」というテーマを選んだので、ゴダールに関する資料をパリに帰ったらすぐに送ってくれという電話だった、とトリュフォーはたのしそうに笑いながら戻ってきた。「わたしは娘に裏切られたよ!」。」2022/05/23