内容説明
あたし、アンバー・ブラウンは、親友のジャスティンと、小さいころからなんでもいっしょにやってきた。ところが、ジャスティンがひっこすことに。ひっこしが決まったジャスティンは、新しい家のことばかり話して、あたしのことは、もうどうでもいいみたい…。思い出のチューインガム・ボールもすてちゃうの?小学中級から。
著者等紹介
ダンジガー,ポーラ[ダンジガー,ポーラ] [Danziger,Paula]
1944年アメリカ、ワシントンDC生まれ。中学教師などを経て作家になる。1974年のデビュー以降30冊以上の作品を書いている。2004年に心臓発作で亡くなった
若林千鶴[ワカバヤシチズル]
1954年大阪市生まれ。大阪教育大学大学院修了。31年間、公立中学校で、国語科と図書館を担当。集団読書や「楽しく読んで考える読書」を中心に指導と実践し2012年退職
むかいながまさ[ムカイナガマサ]
1941年、鎌倉市に生まれる。上智大学卒業後、出版社勤務を経て画家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かのん
2
小さいころからいつでもいっしょだった、親友のジャスティンがひっこすことになった。だけどひっこしの話をしようとしても話してくれず、ジャスティンは新しい家のことばかりで、二人はけんかをしてしまう。寂しいのは自分だけなんだろうかと思っていたけれど・・・。大切な人とのお別れのおはなしです。2015/04/27
こすもす
1
星1つ2019/05/19
カヤ
1
親友が遠くに引っ越しちゃう話。男女の親友で、現段階では恋愛っぽい感じはしないんだけど、絵でハートがいくつかのシーンで出てきて混乱した。絵は日本で出るときについたやつみたいたけど、作者の意図としてはどちらなんだろう。2017/03/14
waraby
0
文研ブックランド(小学中級から) 2015.02 120ページ "Amber Brown is Not a Crayon"(1994) by Paula Danziger2015/08/13
shoko.m
0
あたし、アンバー・ブラウンは、親友のジャスティンといつでもいっしょ。席がとなりで授業も課題も助け合うし、おやつのオレオクッキーだって、わけあって食べる。なのに、引っ越しが決まったジャスティンは、みんなの前で新しい家の話なんかしちゃって、ふたりが離れることなんて平気みたい……。大切な人との別れを丁寧に描いた作品。でも、テーマとは逆にあちらこちらにユーモラスな表現がたっぷりとちりばめられているので、にやにやしたり、げーっなんていいながら楽しんで読める。小学校中学年くらいからの子におすすめ。2015/03/28