フレーベル館文学の森<br> 赤い糸でむすばれた姉妹

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フレーベル館文学の森
赤い糸でむすばれた姉妹

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  • サイズ 46判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784577049440
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

主人公は11歳の中国人の少女、ウェン。幼少期に親に捨てられた彼女は、養護施設で育つ。寂しい生活の中での唯一の支えは親友のシューリンだった。ウェンがアメリカ人夫婦の養子になることが決まったとき、ウェンは喜ぶが、同時にシューリンのことを心配する。シューリンはウェンよりひとつ年上で、片足が不自由な為か、養子縁組の話がないのだった。「わたしがシューリンの家族をアメリカで見つけるからね!」とシューリンに言って別れ、アメリカに渡ったウェン。新しい服、十分な食べ物、学校へ通うこと、誰かの娘になること。すべてが待ち望んでいたことのはずなのに、ウェンはなかなか新しい環境に慣れることができず、新しい母の愛を素直に受け入れることもできない。頭の中は、中国に残してきたシューリンのことでいっぱいだった。シューリンの新家庭探しに奮闘するウェンだが、国際養子縁組は14歳未満とする、という中国の法律の壁が立ちはだかる。シューリンの14歳の誕生日のカウントダウンが始まるなか、中国の伝説、赤い糸でむすばれた「姉妹」は、伝説の通りに再び会うことができるのか? 
ウェンが新たな地で愛情を実感できるまでをいきいきと描き、後半は親友の国際養子縁組の成否をスリリングにつづる、読み応えある作品。

内容説明

国際養子縁組で、中国からアメリカにやってきた少女ウェン。しかし、中国に残してきたシューリンのことが頭から離れない。ウェンとシューリンは、中国の伝説「赤い糸でむすばれた」姉妹だった…。

著者等紹介

ピーコック,キャロル・アントワネット[ピーコック,キャロルアントワネット] [Peacock,Carol Antoinette]
アメリカ、ボストン在住。作家、心理学者、精神療法士。歴史を教えている夫と、中国からふたりの子どもを養子に迎えている

日当陽子[ヒナタヨウコ]
翻訳家。3人の子どもたちが読みたいという本を紹介したくて翻訳家になる。訳書に『耳の聞こえない子がわたります』(第54回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

68
【児童書】国際養子縁組がテーマ。中国の少女がアメリカの家族に迎え入れられる。施設での親友との約束・先に家族を持った方がもう1人の家族を見つける・の為に奮闘する。人種も言葉も文化も全く違う家族。良い子にしていないと施設に返されてしまう恐怖。本当の母親や置いてきた親友への罪悪感。様々な心の葛藤が描かれている。赤い糸は誰かに繋がっていて切れてる事はない。やっと出会えた赤い糸で結ばれている新しい家族の深い愛情を信じても良いんだよと心の中で叫びながら読んだ。2021/11/27

はる

56
中国の養護施設で育ったウェンは養子となってアメリカで暮らすことに。アメリカ人の養父母は優しく、綺麗な服に美味しい食べ物、満ち足りた生活。だがウェンは施設で姉妹のように仲良しだったシューリンのことが忘れられない……。作者は実際に中国の施設から少女2人を養子にして育てているアメリカ人の女性。ウェンの一途な想いは切ないが、周りの人からみれば我儘に思えてしまう。作者も、中国で育てば不幸で、アメリカで養子として暮らせば必ず幸福、というわけでもないだろうに。2021/11/14

しおり

26
中国の児童養護施設からアメリカの里親の元へ渡ったウェン。別世界の生活になかなか馴染めずいるも、親友のシューリンにも家族を、と奔走します。赤い糸で結ばれた家族が見つかりますように。二人の絆が切れませんように。そしてウェンの凝り固まった気持ちがほぐれますように。それを祈りながらの読書でした。ウェンを我慢強く見守るマグワイア夫妻の深い愛も心に残りました。2022/02/27

昼夜

22
国際養子縁組がテーマで養子を希望する人がホームページに登録されている写真と紹介文を見るだけで家族にするか決めたり、良い子にしなかったら児童養護施設へ帰されたりするとか読んでてドナドナの曲が聞こえてきました。最後の訳者あとがきに書いてあった養子を迎えるためのたくさんのルールと諸手続きや親側の視点も物語に組み込んであるとより養子縁組についての実態がわかると思いました。2021/11/10

えりまき

21
2021(319)児童書なのでサクッと読めますがテーマが重いです。国際養子縁組のお話。言葉が通じない子どもを養子に迎える心意気が素晴らしい。けど、たくさんの子どもたちの中から「選ぶ」ってなんだか嫌です。中国の施設で姉妹のように暮らすウェンとシューリン。早々に選ばれてアメリカで新しい家族と暮らすウェンと、足が悪くて養子縁組の年齢制限ぎりぎりのシューリン。施設に戻されないように「いい子」で過ごしながら、シューリンの家族を探すウェン。施設の人権のない生活と、アメリカでの華やかな生活のギャップも印象的でした。 2021/12/18

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