出版社内容情報
「よわっち」とあだなをつけられた主人公が、シランカッタの町で、自分とは正反対の女の子と出会い、勇気と自信をつける。
内容説明
ぼくはよだかずき。小学校3年生。クラスでは、「よわっち」とよばれている。ふしぎなおばあさんに見せてもらった万華鏡にみちびかれて「シランカッタの町」にやってきた。そこで出会った女の子・キズカ。キズカとすごす時間の中、ぼくはもうひとりの自分を知った。
著者等紹介
さえぐさひろこ[サエグサヒロコ]
大阪府生まれ。絵本作品に『トンチンさんはそばにいる』(童心社、厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財、産経児童出版文化賞・ニッポン放送賞受賞)などがある
にしむらあつこ[ニシムラアツコ]
東京都生まれ。文化服装学院卒業後、絵本の創作を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
20
遠い方の新着棚で。さえぐささん、大好き。「よわっち」とあだ名されるカズキは、シランカッタという町に迷い込み、「キズカ」という女の子に出会う。カズキとキズカ、実はふたりは……? カズキが勇気をふるって、トラブルを乗り越えようと頑張る姿が良かった。シランカッタの町に、ennaもいるかな~(笑)2017/11/23
杏子
17
だれにももうひとりの自分がいる。「よわっち」とあだ名をつけられ、みんなからからかわれていた男の子かずきがシランカッタの町に迷いこみ、キズカという女の子に出会って、いろいろなことを体験する。勇気をふりしぼって、大切な友だちを助けたときかずきはもう「よわっち」ではなくなっていた。友だちとの関係に悩んでいる子に。2017/12/30
遠い日
13
「よわっち」と呼ばれるかずき。不思議なおばあさんにいざなわれるように入り込んだシランカッタの町で、キズカと出会い、いくつもの困難を経験するごと目覚めていく自分の中の勇気に気づく。パラレルワールドを思い切り楽しんだかずきは、知らなかった自分に出会い、大きな力をもらう。みんな、自分の中に息づくもう一人の自分を力にできるといいな。2018/03/13
ケ・セラ・セラ
3
だれにも、もうひとりの自分がいる。弱気になったりめげそうになったりするとき、もうひとりの自分が力を貸してくれる。「よわっち」と呼ばれていた小3のかずきは「シランカッタの町」に行き、勇気を持ってトラブルに立ち向かうことで自分の力に気付くことができました。ちょっぴり自分に自信が持てないでいる子どもたちに力をくれる一冊です。2018/02/13
絵具巻
1
文京区立真砂図書館で借りました。2019/03/07