はだかのサイ

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 31cm
  • 商品コード 9784577041024
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

内容説明

アフリカの草原に、でっかいサイがいた。サイは、自分のことを、頭もいいし、力もあるし、いちばんえらいのは、おれさまだ、と思いこんでいた。だけど、まわりのみんなは大めいわく。どうすればいいのか、みんなで集まって、会議をしたけれど、いい考えはなかなか出ない…。ユーモラスな動物寓話。

著者等紹介

エンデ,ミヒャエル[エンデ,ミヒャエル] [Ende,Michael]
1929年にドイツ南部のガルミッシュ・パルテンキルヒェンに生まれる。1961年『ジム・ボタンの機関車大旅行』でドイツ児童文学賞を受賞し、一躍人気作家となる。1974年『モモ』で2度目のドイツ児童文学賞受賞。『はてしない物語』とともに世界中で広く読まれ、ファンタジーブームを巻きおこす。詩・小説・舞台の脚本も多く手がけ、常に現代社会の問題をどのように解決できるかを考え続けた。1995年没

シュトゥーアマン,ヨッヘン[シュトゥーアマン,ヨッヘン] [Stuhrmann,Jochen]
1976年生まれ。ドイツ出版界の第一線で活躍するイラストレーター。2006年『エルネストたびするいぬのものがたり』で絵本デビューするや、各国で翻訳され、話題を呼ぶ。2008年ボローニャ国際絵本原画展入賞。2011年『ニコとねずみのすてきなせかい』でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌受賞

佐々木田鶴子[ササキタズコ]
香川県に生まれる。早稲田大学文学部卒業後、ドイツで6年余り暮らし、ミュンヘン国際児童図書館日本部門の設立にもたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

47
ミヒャエル・エンデの作。新刊?と思うほど新しい手触りの図書館蔵書。2013年発行。タイトルから、「はだかの王様」のような話かと想像していたが、全く違って、現代社会の大人に読んでほしい物語だった。さすが、ミヒャエル・エンデだと思った。慢心が引き起こす弊害、そして慢心が自らを破滅させる。野生動物の社会を舞台に、慢心の呪縛を描いて見せてくれる。とても深い内容の絵本だった。2023/05/27

小夜風

29
【図書館】エンデの絵本。絵本にしては長いけど、ヨッヘン・シュトゥーアマンさんの絵が楽しくて面白かった♪銅像を倒すひとはうんぬんのところはあたまがこんぐらがりました(笑)。私たちの世代だと、レーニン像が倒される映像は強烈に印象に残っていますよね。そんなところを思い出しながら読みました。2014/10/08

みずたま

26
ミヒャエル・エンデの絵本は初読み。イラストが素敵で吹き出しがあったりして面白かった。ストーリーの方は人間社会に置き換えてみると、何とも言えず釈然としないところも。私はドラサイよりも言葉巧みなウシツツキの方が嫌かも。ラストで草原には平和が戻っていたけど、う〜ん、動物たちが幸せならいいのかな(笑)2015/03/28

るるみこ

25
読友さんの紹介で気になり手を取りました。数冊しか読んでいませんが、すっかりエンデに魅了されていましたが絵本は今回が初。とても良かったです♪深すぎてすべてを理解できているかは自信がありませんが…(笑)『モモ』を読んだ際にも思いましたが、エンデの物語は児童文学でありながらとても深いですよね。子どもの頃に読んで、その時は理解できなくとも歳を重ね再び本を手にしたときに少しずつでも自分なりの答えを見つけられたら素敵だなと思います。なので、幼少期にもっとエンデの作品を読んでおけばよかったと後悔がとまりません(笑)2015/11/04

HIRO1970

24
⭐️⭐️⭐️子供と一緒に読みました。2015/01/25

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