内容説明
二〇一一年三月十一日の東日本大震災で大きな被害をうけた、福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」。津波により、水族館の生命線である電気が停止し、たくさんの生きものの命が失われてしまいました。何とかして、生き残った生物の命を救わなければ…!人間が命をあずかって飼育している生物だからこそ、人間の手で守らなければならないのです。アクアマリンふくしまが再オープンするまでの歩みを描くドキュメンタリー。
目次
第1章 あの日の地震
第2章 大津波警報発令
第3章 水族館の生命線が停止
第4章 動物たちを救え!
第5章 アザラシの赤ちゃん誕生
第6章 失われた命と新たな生命
第7章 水族館の復興
第8章 帰ってきたくらら親子
第9章 よみがえる水族館
第10章 がんばっぺ!アクアマリンふくしま
著者等紹介
中村庸夫[ナカムラツネオ]
1949年東京生まれ。早稲田大学を卒業、同大学院修士課程を修了後、海洋写真事務所、(株)ボルボックスを設立。世界に先駆けて海洋写真家を名乗り、毎年6か月程度の海外取材を行っている。2006年、国土交通大臣より「交通文化賞」受賞。2010年には、海洋に関する芸術活動により、内閣総理大臣賞「海洋立国推進功労者表彰」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
10
6年生ブックトーク授業。教科書のおすすめ本に掲載されていましたが、今回はリストから外しました。2019/12/13
おはなし会 芽ぶっく
6
教育出版国語 6年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】2015/06/19
頼ちゃん
4
2012年の夏に行きました。素敵な水族館でした。行く前に読めばよかったな。生き物を扱うというのは本当に大変なこと。魚たちが死んでいくのを見ていることしかできなかった時、どんなにつらかっただろう。2016/08/19
ゆうぴょん
3
小4娘。大震災直後の水族館。そりゃそうだ!大惨事でしたよね…。震災後の復興に向けてがんばっぺ!な様子を写真とともに書かれている。1年で復興に向けたのはすごいと思う。2022/02/12
のびえもん
3
今はもう元気に泳いでいる希望ちゃん、そしてトドのイチローそれには、たくさんの人が関わっていることを知り、自分も元気ずけられました。2012/07/26