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双葉文庫
橋の上―居眠り磐音江戸双紙 帰着準備号

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575665253
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

明和六年、坂崎磐音は藩主の参勤上番に従い、初めて江戸の地に立った。亀戸町に父の旧知稲生実隆を訪ねるため両国橋を渡った磐音は、厄介ごとに巻き込まれる。若き日の磐音を描いた書下ろしの「橋の上」他、江戸帰着を控えたシリーズ本編を前に、江戸の街にスポットに当てた読物を収録した、居眠り磐音江戸帰着準備号。

内容説明

明和六年、関前藩主福坂実高の参勤上番に従い、二十四歳にして初めて江戸の地に立った坂崎磐音は、佐々木道場入門を控えたある日、両国橋で厄介事に巻き込まれる―。剣術家への第一歩を踏み出す若き日の磐音を描いた書き下ろし中編小説「橋の上」他、著者メッセージ&インタビュー、地図と浮世絵で振り返る“磐音が歩いた江戸”などを収録、「居眠り磐音」読者におくる江戸帰着準備号。シリーズ10周年記念特別刊行。

目次

巻頭カラー口絵
特別書き下ろし中編時代小説 「居眠り磐音江戸双紙」青春編 橋の上(佐伯泰英)
磐音が歩いた「江戸」案内(春ノ旅;夏ノ旅;秋ノ旅;冬ノ旅;江戸近郊)
著者インタビュー 磐音とともに―佐伯泰英、十年の歩み
「居眠り磐音江戸双紙」年表(第24~37巻)

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ガクガク

80
シリーズ10周年を記念したお楽しみ読本。37巻で磐音が江戸に戻る決意をするのを受けて「帰着準備号」と銘打たれている。巻頭カラーで吉田版江戸地図や広重「名所江戸百景」で振り返るシリーズの名シーンなど目でも楽しめる。書き下ろし中篇の『橋の上』では、若き磐音の初めての江戸暮らしが描かれていて、特に佐々木道場入門直後の玲圓先生との鬼気迫る稽古が印象的だ。著者インタビューの聞き手が『紙つなげ!・・・』などの佐々良子さんで児玉清氏のエピソードは興味深かった。シリーズを読み続けている読者にとっては純粋に楽しめる1冊だ。2014/10/28

文庫フリーク@灯れ松明の火

68
初めて伺う父親の友人宅。午睡中のあるじにつられて居眠り磐音。若き磐音の長閑さに、長屋住まいで鰻割きの頃が懐かしくなる。全盛期の佐々木玲圓、炎の剣の激しさよ。江戸への帰着は玲圓・おえんに空也逢わせる場面から始まって欲しいと願う。2011/12/27

藤枝梅安

44
逃避行・高野山の隠れ里でのおこんの出産を経て、いよいよ磐音が江戸に帰る決心をした。それを受けて、「前説」的な1冊。「橋の上」は江戸に来たばかりの磐音が佐々木道場で玲圓の厳しい稽古に倒れる場面が新鮮。江戸での勤番を終え、奈緒との祝言を待つひたむきな若者の姿が、その後の推移を思えば哀しい。この中編の他、地図やインタビュー、あらすじなどが入った、幕の内弁当みたいな1冊。さて、次の幕はいつ開くのか。2011/11/05

ドナルド@灯れ松明の火

34
久しぶり磐音シリーズ。江戸へ戻る「東雲ノ空」を読む前に、帰着準備号としての本作はなかなかお得だった。中編「橋の上」、磐音の歩いた江戸案内、対談、年表と盛り沢山な内容。「橋の上」は磐音が佐々木道場に入門するところから始まる。磐音の青春時代編。一巻目の陽炎ノ辻から早10年経ち37巻にもなると、忘れている部分もあるが、掲載されているストーリーダイジェストや年表と出来事を読むとそれぞれの内容をくっきりと思い出させてくれる。早く「東雲ノ空」を読みたくなった。2012/05/01

はる

28
磐音の入門当時の話が凄く新鮮だった。しかも、この時からやっかいごとに巻き込まれていたのか~。相変わらずです。2020/10/20

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