犬棒日記

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575313451
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報



乃南アサ[ノナミ アサ]
著・文・その他

内容説明

ひとたび外に出てみれば、そこは謎めく不思議な世界。あんな人やこんな人。「いるいる!」とうなずくか、「うそでしょ?」と首をひねるか。数々の傑作小説を著している著者の圧倒的人間観察記。

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
1960年東京都生まれ。早稲田大学中退。広告代理店勤務を経て、88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞の優秀作になりデビュー。96年『凍える牙』で第115回直木三十五賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞を受賞。また、16年には『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する。台湾に関する随筆を発表するなど、活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

200
乃南アサは、新作中心に読んでいる作家です。著者の日常の中の人間観察的エッセイ、凄く面白い感じではありませんが、ほのぼのとした雰囲気の読了感でした。真面目な著者の人柄が良く出ていました。難しい本の合間の箸休め本です。2018/04/14

いつでも母さん

189
毎日少しずつ読んだ。乃南さんの人間観察記。恐るべし観察力!タイトルと表紙に騙されるの巻です。多分なんとなく見ているところから想像力を膨らませ一つの文になるのだろうが、私のような凡人には絶対無理だと思いました。人の振り見て・・も、その時だけで右から左へと忘却の彼方ですから(汗)しかし、どこかで誰かに見られているかと思うとおちおち外にも出られない?いや、外だけとは限らないですね。生きて行くのも大変です。我が道を行く!に限りますね(笑)2018/05/02

ででんでん

95
乃南さんの人間観察力・記憶力・そして遭遇力(?)に脱帽。田舎に住んで、移動も車…という生活とは、日々出会う人の数も全く違うのだろうけど。内容は、かわいい装幀から予測したものとは違っていた。「皆が苛立っている。まったく普通に見える人間が、実に些細な部分から不特定多数の相手に憎しみを抱き」と本文にあるが、そこまでいかないとしても、いろんな意味で不愉快だったり、嫌悪を感じるものだったり、哀しく考えさせられたり…。そういった現実との遭遇ばかりが書き記された随筆。文章はうまく、するする読めるが、滅入ってしまった。2018/07/09

野のこ

58
面白かったです。まさに犬も歩けば棒に当たる。乃南さんの外出時のいろんな出来事の日記。こんなにも独特な人たちに遭遇するなんてある種の才能!?ってくらいバリエーションに富んだエッセイでした。ほんといろんな人がおるなぁ。くすっとなったり 切なくなったり 呆気にとられたり…その鋭い人間観察と豊か文章で物語がはじまりそう。その人たちをつけて観察したいほど続きが気になりました。私も変わってるところがあるらしいので犬棒日記に書かれないように気をつけんなん。2018/04/20

とろとろ

57
直木賞作家が外出中に出会ったり通りすがったり見かけたりした人達を観察した結果を日記風に書き止めたもの?。一歩外に出れば、いるいる変なやつ、感じ悪いやつ。しかし、こんな非常識に遭遇した時の話ばかりで、嬉しいとか、参考になったとか、感動したとかという話はひとつも入っていない。読んでいて楽しくも面白くもなく、読み進むにつれてだんだん不愉快な気持ちになってしまう。月日を伏せる理由も分からない。次回作は明るい話、喜び笑うような話をまとめてくれるといいな、と思ったりした。何にしても今の世の中、暗い話は気が滅入るから。2018/06/15

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