この夜が明ければ

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この夜が明ければ

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  • サイズ 46判/ページ数 325p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575244557
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

季節バイトをしに北海道に集まった七人の男女。ある晩一人が遺体となって見つかり、荷物から脅迫状が発見された。警察を呼ぼうとした工藤秀吾は、携帯電話を他のアルバイトに奪われ、通報を反対される。どうやらこの場の人間は、こぞって警察を避ける理由があるようで……。一夜にして世界が反転する、驚愕のサスペンス!

内容説明

正義感の強い青年・工藤秀吾は、北海道の港町で行われる水産加工の夏季限定アルバイトに参加した。集まった6人の男女とともに、宿舎で寝食を共にしながら、大量の魚を捌く日々。そんなある日、アルバイトのリーダー格の男が遺体となって見つかる。通報しようとした工藤に「警察を呼ばないで」と懇願し、携帯電話を奪ったのは、最年少アルバイトの佐藤真里だった。工藤は他のバイト仲間に通報を求めるが、誰も自ら警察を呼ぼうとしない。死んだ男の荷物から脅迫状が見つかってもなお、まともに取り合おうとしない。この宿舎にいる者達には、それぞれひた隠しにしている秘密があるようで…?息もつかせぬ展開が待ち受ける、著者渾身の衝撃作!

著者等紹介

岩井圭也[イワイケイヤ]
1987年生まれ、大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

195
多分誰かは逃げるほどのことか?と思うかもしれない。人里離れた北海道の港町、夏季限定アルバイトに集まった7人の男女。その中の1人が遺体となって発見される。警察には通報しない事を選択する彼らの抱えている秘密に、えー!となったり、オイオイと思ったり、絶対捕まるって、と思いながらも「行けるところまで逃げよ!」とも思ってしまう自分がいた。たった一日の中に犯人捜しと並行して、彼らの秘密が明らかにされる展開が面白くもあり切なくもありで読んだ。逃げるだけの人生は辛いよね。でも、逃げることで生きられる人生もあるのだ。2021/11/08

モルク

167
北海道の漁港にある魚解体の季節アルバイトに集まった7人。寮も食事もあり淡々と日々を過ごしていたが、ある日一人が遺体で見つかる。一人が通報しようとするのに対し他の5人は反対する。彼らはなぜ反対するのか、通報されては困ることがあるのか。次第に各々の秘密が暴露されていく。不法滞在、毒親、DV、介護様々な苦悩を抱えていた。この一夜に集結されたサスペンス。この夜が明ければ…そこには明るい太陽が出るのだろうか。2022/06/27

machi☺︎︎゛

156
北海道の漁港で季節限定のバイトをする為に集まった7人の男女。年も違えば生活も違う、何も共通点のない7人が共同生活を送る。ある日そのうちの1人が死体で発見された。事故?自殺?他殺?何も分からない状況で疑心暗鬼に駆られる6人。段々と分かってくる6人の本当の姿。一晩のうちに繰り広げられる群像劇。夜が明けたらどんな運命が待っているのか。6人のその後が知りたくなった。2022/02/02

のぶ

127
一夜だけの物語だった。オホーツク海沿岸の漁港にバイトで男女7人が集まったところから始まる。ある晩にアルバイトのリーダー格の仲野大地が遺体で見つかる。正義感の強い工藤は警察に通報しようとするが、メンバーのひとり佐藤真理が通報を拒む。どんな事情があるのだろうか?話は進むにつれ、メンバーの過去が明かされそれぞれに訳アリの事情がある事が明らかになってくる。それぞれに隠している秘密があった。このあたりのストーリー展開がうまく面白かった。ミステリーとしては平凡だが、人間ドラマとして読ませる作品だった。2022/03/06

タイ子

115
ミステリ小説と言うより一夜の群像劇かも。北海道の港町で季節バイトをする7人の男女。それはどこにでもあるような光景。ある日、リーダー格の男が砂浜で死んでいるのを仲間が発見。警察と関わるのは嫌だと4人が反対。何故?そこにはそれぞれに過去を引きずってこの地にやってきた理由があった。1人1人に焦点を当てながら事情を語っていく。1人づつの小説が出来るくらい興味深い話が出てくる。死んだ男の正体、誰が殺した?過去からの逃避、そしてこれからの人生。スッキリとはしないけど回答も出ない。「この夜が明けても」な感想。2022/03/12

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