赤と青とエスキース

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赤と青とエスキース

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569850641
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



2021年本屋大賞2位『お探し物は図書室まで』の著者、新境地にして勝負作!

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画(エスキース)」。
日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
二度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

●一章 金魚とカワセミ
 メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……。
●二章 東京タワーとアーツ・センター
 30歳の額職人・空知は、淡々と仕事をこなす毎日に迷いを感じていた。そんなとき、「エスキース」というタイトルの絵画に出会い……。
●三章 トマトジュースとバタフライピー
 漫画家タカシマの、かつてのアシスタント・砂川が、「ウルトラ・マンガ大賞」を受賞した。雑誌の対談企画のため、二人は久しぶりに顔を合わせるが……。
●四章 赤鬼と青鬼
 パニック障害が発症し休暇をとることになった51歳の茜。そんなとき、元恋人の蒼から連絡がきて……。

内容説明

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。一枚の「絵画」をめぐる、五つの「愛」の物語。彼らの想いが繋がる時、驚くべき真実が現れる!仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

著者等紹介

青山美智子[アオヤマミチコ]
1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。第28回パレットノベル大賞佳作受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。『お探し物は図書室まで』が2021年本屋大賞2位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

1284
人生の面白さを再確認した読書。時間を追う5つの物語。軸となる赤と青。可視光の波長域では端と端だが、その距離は微妙に離れていると言い切れない。そんな関係性を人と人の繋がりに重ねるか。「生命力って、生きる力じゃなくて、生きようとする力」であり、だから矛盾に感じる「生きるのがつらいのに、死ぬのが怖い」は何ら自然だと諭す。他人と気持ちを共にすることは自然に無理だと表現。いくら言葉を尽くしたとしても。美術品への感動なんて千差万別。しかし、その違いは尊く愛おしく、そのなかに一方的でも感じる利他性に私たちは繋がれると。2022/02/12

starbro

1169
2022年本屋大賞にノミネートされたので読みました。ノミネート作品既読9/10、青山 美智子、2作目です。少し原田マハっぽい一枚の絵を巡る素敵な連作短編集、本屋大賞ノミネートも納得ですが、パンチが足りないので本屋大賞大賞受賞はないと思われます。4~7位程度ではないでしょうか? 実物の『エスキース』を鑑賞してみたいです。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85064-12022/03/06

うっちー

1057
すごい読後感。一枚のエスキースがこれほど人生に繋がっていくとは。2021/11/30

しんごろ

1024
メルボルンで生まれた一枚の絵『エスキース』。『エスキース』が様々な人に渡り、絵が旅をしながら、様々な人の人生を優しく繋ぐものだと思ってた。でも、確かに繋いでた。人と人を繋ぐのではなく、人生を見事に繋いでいた。ついでに見事に物語も繋いでた。『エスキース』は旅をしてなかった。ただ静かに見守ってたその先で、寄りそった時、それは見事に額縁に収まっていた。もう見事にそれは縁としかいいようがない。話を優しく紡ぎ、繋ぐ青山美智子作品。こんな繋ぎ方があるのか。青山美智子、恐るべし!2022/02/17

kotetsupatapata

921
星★★★★★ 名も無き青年が描いた1枚のエスキース(絵画)を軸に、30年にも及ぶ絵と人が奇跡的に紡いでいくストーリー 青山さんの著書らしく、読後優しく透き通った余韻に浸れる連作短編でした。 最初はただのラブストーリー?かと思いきや、どの章もさりげなく“赤色”と“青色”が交わり、最後のエピローグで全ての糸が繋がっていくというプロットも見事ですね😃 殺伐とした世の中ですが、ふと足元に目を向ければ、「小さな優しさと愛が溢れている」 そんな気分にさせてもらえました。 2022/03/04

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