ゴースト・ボーイ

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569827094
  • NDC分類 936
  • Cコード C0030

出版社内容情報

12歳の時に難病発症、10年以上を植物状態で過ごした著者。しかし彼には、意識があった。世界中でベストセラー、驚異と感動の自伝!

内容説明

植物状態。医師はあきらめ、両親は泣いた。―だけど、ぼくには意識があった。10年の沈黙を経て、人生を取り戻した少年の物語。世界26か国で絶賛「とてつもない自伝!!」NYタイムズベストセラーリスト4位。

目次

時間を数える
暗闇の迷子
意識が戻った瞬間
箱に閉じ込められるということ
介護士のヴァーナ
ゴースト・ボーイの覚醒
両親のけんかの原因は…
変化
介護士たち
日課〔ほか〕

著者等紹介

ピストリウス,マーティン[ピストリウス,マーティン] [Pistorius,Martin]
1975年、南アフリカヨハネスブルグ生まれ。12歳のとき未知の病にかかり、車椅子生活に。口もきけなくなり、介護施設で14年間を過ごす。2001年、パソコンでコミュニケーションが取れるようになり、友達ができ、人生が変わる。2008年、生涯の伴侶となるジョアナと出会い、英国に移住。2009年に結婚、2010年に起業を果たす

長澤あかね[ナガサワアカネ]
奈良県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。広告代理店に勤務したのち、通訳を経て翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

58
ノンフィクションの自伝です。あらすじを見たとき、10代でショックを受けた「ジョニーは戦場へ行った」を思い出しました。・・・実はとても読みづらかったです。主観の入った回顧部分と、事実とが混在していて、どの部分でどこが回復していったのか、最後までよくわかりませんでした。しかしそれを差し引いてでも、内容が強烈です。「感動」「奇跡」という言葉は使いたくないけれど、それしか思い浮かびません。そしてそれと共に、自由を取り戻すために苦しむ姿が生生しかったです。障害者に関わる専門職としても深く感銘を受けました。2016/02/07

りつこ

36
これがノンフィクションであることに驚く。ある日突然植物状態になり医師からも見放されたマーティン。介護の過酷さに両親は日中は彼を介護施設に預けるのだが、なんの反応も示せないだけでマーティン自身には意識があって、まわりで起きてることは理解できていた!そんなかれがコンピュータを使ってコミュニケーションをとれるようになり仕事を得て恋をして…。圧倒的な絶望と希望。すごい。2016/04/29

小木ハム

23
南アフリカ。12歳で脳感染症から植物状態になり、でも意識だけは回復していた男性の自伝。意思表示ができないという監獄。両親が『この子、意識があるかも…』と気付くまで長い時間がかかった。20歳を越えてからの言葉の学び直し、両親のつきっきりの介護と教育には無限の愛情を感じる。"選ぶ"という行為から無縁の人生を送ると、人は決断することが出来なくなる。そんな状態でも、"運命の人"との出会いからプロポーズまでは些かの迷いも見られないようだった。最後に残るのは信仰と希望と愛、その中で最も優れているのは愛。覚えておく。2020/12/22

チェアー

10
人間が奇跡だと思うことの大半は、実は必然なのかもしれない。希望を持つということや選択するということが分からない、というくだりにははっとした。そんな境遇を想像すらできなかった。2015/12/19

三色かじ香

8
病気で意識と過去の記憶を失い、徐々に意識を回復したものの、何年もの間そのことに誰にも気づいてもらえない。自分のせいで、愛する人が悲しんだり迷惑を被ってるのは分かるのに、それに対してなす術がないのがどんなにつらいことなのか。その後、コミュニケーションする自分を表現する術を得たのに、それでも、選択をすることや希望をすることが難しい、というのが興味深く感じた。2016/12/04

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