出版社内容情報
宇宙のイーダ大王たちは地球を傷つけずに征服することを目指している。ホープ博士はニコニコ・ウイルスを地球にまくことを提案するが……。
【著者紹介】
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内容説明
うちゅうベーダていこくのイーダ大王は、地球をせいふくするため、天才少年科学者ホープはかせがつくった「ニコニコ・ウイルス」を地球にまきました。ところが…。そのウイルスが体の中にはいると、『ニコニコ病』にかかるのです。ニコニコ病にかかるといつもニコニコしていて、つねに相手のことを思いやり、だれにでも、なににでも、やさしく親切にしたくなるのです。空想科学童話。小学校低学年から。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
1961年生まれ。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などを経て、作家として児童文学を中心とする創作活動と講演活動を本格的にスタートさせる。主な作品として、『おこだでませんように』『メガネをかけたら』(共に、小学館;青少年読書感想文全国コンクール小学校低学年の部課題図書)、『ふくびき』(小学館;ようちえん絵本大賞特別賞)など。日本および海外(翻訳)において多くの作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
11
次男一人読みの隣で盗み読み(笑)。好きなんです、このお話。コロナ時代、甥っ子にもプレゼントしたいと思うんだけど、どう?と聞くと「簡単すぎるかも。でもいいお話〜」。だよねー。安心のくすのきしげのりさんの作品。2020/08/26
おはなし会 芽ぶっく
10
宇宙征服をするのにあと1歩のイーダ大王。でも地球を傷つけずに征服したい。そこでニコニコ・ウイルスをまいて思い通りにしようと企む。集められた科学者の中にいる天才少年科学者ホープ博士の提案で。 時間があったのでさわりだけ読み聞かせ。子ども達が一番気になった本だったので。2018/07/17
shiho♪
4
3年の次男と2人読み。生命の危機を脅かすウイルスより、皆が親切になるニコニコ・ウイルスならどんなに良いことか…。 親的にはすごーくいい話なんですが、次男にはちょっと教訓臭かったのか、反応はイマイチでした。 まぁ、教員だったくすのきさんはそういう作品多めですね。2020/05/31
食欲魔人
4
なんだかモヤモヤする話だったかも。みんながにこにこ仲良しで美しい姿のままの地球。それは掛け値なしに素敵。でも、このウィルスに抗体ができてしまったらどうなるんだろう…不安。ウイルスに頼らずそんな世界にするためにはどうしたらいいかなー。2016/12/09
けいねこ
4
こうだったらいいね、こうなったらいいね、というお話。佐竹さんの絵が楽しい。2016/05/28