PHPサイエンス・ワールド新書<br> 相対性理論から100年でわかったこと

電子版価格
¥789
  • 電書あり

PHPサイエンス・ワールド新書
相対性理論から100年でわかったこと

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569774824
  • NDC分類 421.2
  • Cコード C0242

内容説明

19世紀の物理学に残された2つの暗雲―これらを吹き払ったものこそ相対性理論と量子論だった。「物理学は完成している」という当時の常識さえなぎ倒し、銀河宇宙レベルから原子より小さな世界まで、すべての「物の理」をめぐる人類の冒険は始まった。それから100年、日本人のノーベル賞受賞も相次いだ素粒子論と宇宙論。ミクロとマクロの極限はどこまで見えたのか。専門知識なしでも楽しめる現代物理学のあらすじ。

目次

1 相対性理論と量子論(曲がる空間、遅れる時間―相対性理論の世界;もっとも美しい理論―相対性理論の意義と魅力;居場所も未来もふらふら―量子論の世界;「無」は完全なる無にあらず―量子論の意義と魅力;二大理論の融合は可能か―相対性理論と量子論の将来)
2 素粒子論と宇宙論(ミクロへ、さらにミクロへ―素粒子論の世界;「神様の意地悪」に隠された真理―素粒子論の魅力と将来;創世神話から科学的宇宙観へ―宇宙論の世界;宇宙は薄膜?無数の宇宙?―宇宙論の魅力と将来)

著者等紹介

佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年香川県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。デンマークの北欧理論原子物理学研究所客員教授、東京大学大学院理学系研究科教授、同ビッグバン宇宙国際研究センター長などを歴任。現在、東京大学名誉教授、大学共同利用機関法人自然科学研究機構長、明星大学理工学部客員教授。理学博士。専攻は宇宙論、宇宙物理学。81年に「インフレーション理論」をアメリカのグースと独立に提唱、国際天文学連合の宇宙論委員会委員長を務めるなど、宇宙論研究を世界的にリードする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

7
学生時代には理系学問という物を憎悪すらしていたのに大人になってから読むその手の本は何故こんなに面白いんだろう。ずぶの素人の自分でも解った気になれてとても楽しく読めました。何冊か拝読しているけれど佐藤さんの文章は優しくて読みやすい。こういう方が教師だったら理系学問も好きになれたかもなあ笑2015/02/16

yori

6
★★★★★ 宇宙、素粒子を研究する理論物理学者は私のヒーローです。スポーツ選手とかよりもカッコイイよ!2015/08/26

yori

6
★★★★★ 佐藤先生の一般向け宇宙本は本当ハズレないですね^^面白い。(難しい部分も多々ありましたが^^;)“CP対称性の破れ”が無かったら今私達は存在しないそうですよ。フフフ。 この理論でノーベル賞を貰ったのが益川先生、小林先生です。この本が書かれた時にはヒッグス粒子は捉えられてなく、この粒子が捉えられたらものスゴイ事だ、と書かれていて、そっかー、そのものスゴイ事がこの前発表されたんだなーと改めて。2012/11/05

funuu

4
相対性理論は、何とか理解できる。量子論は、よくわかりません。質量がエネルギーである理論から、原爆ができた。かれらの加速機から、星を消滅させてしまう「兵器」もどきができませんように、願いたい。2014/07/18

kishimoto

4
優れた入門書とは、読んでわかった気になる本ではなく、それから先勉強してみたくなる本だと思う。しかもコンパクトにまとめられているこの本はすごい。2010/11/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/651589
  • ご注意事項