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新訳ガリア戦記

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  • サイズ B6判/ページ数 513,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569697567
  • NDC分類 232.4
  • Cコード C0098

内容説明

希代の英雄がみずから綴った壮大な遠征の物語。軍事の天才が見せた知略と文学的才能とは―。刊行されるや当時のローマ市民を狂喜させ、以来今日まで多くの読者を魅了してきた世界史上最も有名な古典。

目次

第1巻 紀元前五八年
第2巻 紀元前五七年
第3巻 紀元前五六年
第4巻 紀元前五五年
第5巻 紀元前五四年
第6巻 紀元前五三年
第7巻 紀元前五二年
第8巻 紀元前五一~五〇年

著者等紹介

中倉玄喜[ナカクラゲンキ]
1948年、長崎県平戸市生まれ。高知大学文理学部化学科卒。在日外国大使館、翻訳会社経営、環境英字紙の発行人などを経て、現在ローマ史関係の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

27
『ガリア戦記』は何回か読んだけど新訳は初めて。相変わらず部族の名前、地域の名前が羅列されていて地図を確認しながらでないと状況が分かりにくい。ガリアでの8年間信頼の厚かったラビエヌスが活躍する場面はこのあとの内戦でポンペイウス側にラビエヌスが立って戦う関係になることを考えると少し寂しい感じがしてしまう。最強の敵ウェルキンゲトリクスとの戦いはもっとゆっくり読んでみたいな~(笑)地図を片手に(笑)2013/02/09

syota

25
あのカエサルが自ら記した戦いの記録。歴史書でありながら、とにかく面白い。簡潔、平明な文章。誇張や主観的記述を避け事実を冷静に伝える態度。戦闘の詳細や交渉の駆け引きなど当事者ならではの臨場感。広大なガリア(南欧を除くライン川以西のヨーロッパ全域)を縦横に駆け巡る疾走感。数的劣勢を補うローマ軍のシステマチックな戦いぶり。そして何より、古代世界最強の軍団と天才指揮官を相手に頑強な抵抗を続けた誇り高きガリア人たち。二千年の時を超えてカエサルの、そしてガリアの人々の肉声が聞こえてくるかのような稀有な書物だ。2019/11/08

さら

22
思っていたより文体は読み易かったですが、なにせ地名、人名、部族名に馴染みがなく、地図に戻りつつ読みすすめたので、疲れました(苦笑)  で、結局、読んだという達成感しか残っていないという…^^;; でもまあ、前よりカエサルのことをちょっとだけ分かったというだけで満足です^^2013/08/28

TheWho

14
「ローマ人の物語・第Ⅳ巻」を再読した所で、第Ⅳ巻のメインイベントである、本著「ガリア戦記」を改めて手に取った。初読時は、ローマ人の物語全15巻を読了した後に読み始めたからか、余り印象に残っていなかったかも知れないが、今回塩野節のガリア戦記の高揚のままに、カエサル自身の文章を読む事で、より詳細にガリア戦役を解釈でき、かつ堪能出来たと思われる。これもカエサル自身の文章には無い、カエサルの心の葛藤や想いを塩野節で語ってくれたお陰かも知れない。壮大なガリア遠征の実態を体現できる一冊です。2019/04/16

みけ

11
紀元前50年代にユリウス・カエサルによって書かれた戦記。文体はシンプルで非常に読みやすかった。政治的意図によって書かれたものだけに、自分の功績や部下からの信頼がさり気なく、しかししっかりと書かれていた。天才的な軍人としてのカエサルだけでなく、正論を投げかける敵の問いをさらりと無視したり、(当時のローマ人としては標準的だったのだろうが)ガリア人に対する少し傲慢な言動など、人としてのユリウス・カエサルを感じられ、とても面白かった。争いに次ぐ争いで、ローマ人にとってはこれ程興奮する読み物もないだろうなと思った。2018/10/18

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