旅ステージ

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569694924
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

なぜ旅に出るのか? そこに何があるのか? 行けばわかる――。その土地で出会う人、風景、懐かしい過去、まだ見ぬ未来を綴る掌編集。

思わず旅に出かけたくなるショートストーリー。

人はなぜ旅に出るのだろう――。

▼恋人と、家族と、友と、そして時にはひとりでふらりと。はじめて訪れた場所に懐かしさを感じることもあるだろう。旅先での人との出会い、ふと耳にした他の旅行者の会話、そこから湧き上がる新たな感情。そうした旅にまつわる様々な人生模様を丁寧に綴った掌篇集。

▼それぞれの物語はどれも短く、いずれも登場人物たちの人生におけるワン・シーンを切り取ったものでしかないかもしれない。しかしながら、彼らからは、彼らの過去・現在・未来が垣間見えてくる。そんな彼らを見ていると、旅が人生に与えてくれるものとは、いったい何なのだろうかと考えずにはおられない。まだ見ぬ自分を求めて、あのときの自分に出会うために、読む者を旅へと誘(いざな)う大人の旅の物語31篇を収める。

●イギリス海岸の歌 
●妻を肩車 
●記念写真 
●三年坂の妻 
●約束温泉 
●手の中のホタル 
●足踏みオルガン 
●マウンテン・バイクの母 
●「天国」横町 
●バックミラー 
●おばぁの海 
●高層ホテル 
●耳をすまして 
●あの人のホテル 
●不思議な旅へ 
●同窓会温泉 
●初恋修学旅行 
●オンボロオートバイを駆って 
●遠距離恋愛 
●在来線に乗り換えて 
●それだけで満足 
●八つの柱のキズ 
●いろは坂のバス 
●囲炉裏旅 
●冬桜 
●朝一番に 
●夜行寝台列車 
●雪を見に 
●青春と道連れ 
●鹿児島へキャッチボール 
●明日への旅路

内容説明

いつの日か、またあの旅へ。懐かしさと新しさが静かに薫る掌篇集。

著者等紹介

川上健一[カワカミケンイチ]
1949年、青森県生まれ。県立十和田工業高校卒。1977年、『跳べ、ジョー!B・Bの魂が見てるぞ』で第28回小説現代新人賞を受賞し、作家デビュー。2001年、『翼はいつまでも』で「本の雑誌」2001年度ベスト1に選ばれ、翌2002年、第17回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空隼

3
俺もいろいろと旅はしたけどこんなにエピソードないな。物書きの視点ってスゴいなと改めて感じたよ。2017/04/19

たっちゃん

2
それぞれの旅に対する想い、思索、象徴的なスナップ。それぞれがひとつの物語のようなエッセイでした。爽やかな読量感と蕾を結んだ旅への想い。あ~、旅したい、ふたたび。2011/02/11

fukui42

1
ずーっと積読にしてて、もったいなかった!。旅にまつわるショートストーリー。「ぼーっとするため」の旅、いいなあ。ギュッと濃縮された内容も良かったし、いい気分転換になりました。2020/09/24

なべちゃん

1
小説みたいなエッセイだった。2020/02/04

ゆうぞう

1
ほっこり系 超短編集2015/06/01

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