内容説明
気象予報士のかたつむりが「梅雨明けはもうすぐでしょう」と伝えると…。梅雨明けから夏までを描いた絵本。
著者等紹介
かがくいひろし[カガクイヒロシ]
加岳井広。1955年、東京に生まれる。東京学芸大学教育学部美術学科卒業後、学校勤務のかたわら、人形劇の活動や紙を使った造形作品の制作、発表を行う。第13回紙わざ大賞展準大賞受賞。第26回講談社絵本新人賞で佳作受賞。第27回講談社絵本新人賞を受賞した『おもちのきもち』で絵本作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソルティ
151
母(私)のチョイス。ちょっと比喩的な感じなんですけどとにかく夏に関係あるもの達が夏が来るぞー急げーと猛ダッシュ。滑り台を滑って太陽の口の中に入り太陽は空に登って高い所に行ってから口を開けて夏のもの達を吐き出す。そしたら夏がはじまりました。あー夏だなって感じの光景。絵が不思議かわいい感じでかがくいひろしさんの本は何だか味わい深い。2019/02/27
Kawai Hideki
107
まさに、この連休の暑さにタイムリーな絵本。夏の風物詩である、ソフトクリーム、かき氷、スイカ、メロン、カブトムシ、セミ、ひまわり、扇風機などなどが、どこからどうやって湧いて出てくるのかを、物語風にしたお話。ながしそうめんは、絵で見る限り、乗りおくれているが、これでいいのか。2015/05/03
紫 綺
69
なつを代表する風物詩たちが「梅雨が開ける」と、おひさまのもとへ駆けつける。ぷぷっと笑える愉しい絵本。2019/03/03
つくよみ
65
図書館本:天気予報で、雷、大雨、突風、霰に注意してくださいと発表があったその日、それを見ていた太陽が連絡した面々は・・・?ソフトクリーム、カキ氷、スイカ、メロン、カブトムシ、セミ、ひまわり、扇風機・・・夏の風物詩の面々。さらに、蚊取り線香、とうもろこし、金魚、浮き輪達まで加わって・・・?温かみの有る絵で、夏の訪れを、渾身で歓迎するような勢いを感じさせる作品。梅雨明けの雷。確かに梅雨嫌いの日本人には、歓迎の花火に似ているものがあるかも?太陽がギラギラしている夏の町での、みんなの暮らしぶりも微笑ましい。2014/01/12
masa@レビューお休み中
56
梅雨が明ける前の最後の雨が降る。さて、大変。夏の風物詩である、すいか、うきわ、蚊取り線香たちが、大慌てで走り出します。何事かと思って、読み進めていくと、その結果に読んでいるこちらまでにっこりしてしまうんですよね。スッキリ爽快!まさに夏に読む絵本ですね。でも、夏にこの絵本を読んじゃうと…いろんなものを食べたくなっちゃうでしょうね~。(笑)2012/03/22