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コオロギと革命の中国

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  • サイズ 新書判/ページ数 312p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569658384
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0230

内容説明

中国で盛んにおこなわれる「コオロギの相撲」を見ながら、井岡山における毛沢東の革命を思い浮かべた著者。それは、正面きっての戦闘を避けた「ぐるぐるまわり」の戦術だった。さらに、「コオロギの相撲」は、『阿Q正伝』(魯迅)の決闘シーンにもつながるという。周囲にやじ馬が群がり、見せ物となっているからだ。革命を夢みる中国人の本質とは何か。魯迅や秋瑾は大衆に何を見たのか。中国研究の泰斗が、「コオロギ」を手がかりに、禹域(中国)の思想、歴史、人間模様を読みといた随想録。

目次

序 中国における革命
第1話 コオロギの話
第2話 阿Qと小D・「復讐」の詩
第3話 短刀の話
第4話 秋雨秋風 人を愁殺す
第5話 家系、軍閥、そして“見る”こと
第6話 ふたたびコオロギの話・山東省のこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Solanum tuberosum

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著者の思い思いのことを脈絡なく展開していくので,終始内容について行くことが出来なかった. 中国のコオロギ文化について語りたいのか,魯迅について語りたいのかよく分からない. 辛亥革命前後についてある程度の予備知識があれば良いのかも知れないが,それ以外の人にはよく分からない内容となっている.2012/06/13

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