内容説明
百花繚乱、235人を集大成。3つのステージ、26のテーマで日本の現代アートをクルージング。
目次
1 基礎編―絵と彫刻の基本から、イメージの無限宇宙へ(ペインタリー;肖像;風景 ほか)
2 応用編―感覚と現象、社会とアートのクロスポイント(サンクチュアリ;体感型;知覚と物質 ほか)
3 拡張編―2010年代のための5つの提案(松井みどりの提案 粉砕、堆積、変容;清水穣の提案 「日常」と「無意味」の罠;長谷川祐子の提案 個別の「出来事」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sofia
44
現代アートはよくわからない。…とずっと言っているが、いろいろな作品を見ているうちに、結構、知っている作家が載っていた。人となりまで知ると、作家、作品に興味を持つ。この中で個人的に展覧会があったら見に行きたいのは山口晃氏、須田悦弘氏、ヤノベケンジ氏、森村泰昌氏、小谷元彦氏、照屋勇賢氏、藤森照信氏。(あくまで個人的に)2020/08/15
とよぽん
15
今月は富山県美術館で三沢厚彦さんの作品を展示している。この本にも三沢さんの作品が紹介されていて、少し親近感をもった。一番面白かったのは、最後の「ステージ3」で、現代アートの無限の可能性を感じた。商業主義云々については難しい問題だと思った。芸術家も、生活があるので。2018/11/11
☆☆☆☆☆☆☆
1
ゼロ年代日本の現代美術の総括的レビュー。東京を離れて随分になるので、知らない人も多くて勉強になりました。ところで、この手の本で哲学用語を引用した小難しい解説を見ると、昔は「うわーよくわからないけどカッコいい!」だったのに、今は「うわぁ概念の用法がいい加減!」になってしまったのはちょっと悲しい。まぁ蛇足。2015/09/22
にゃーごろ
1
広く浅く、若手もベテランも大差なく紹介されています。235人の中で新しく気になった作家は数名でした。(小笠原美環、亀井徹、高柳恵里、畠山直哉)2013/11/07
MG
1
日本の現代美術のガイド本。村上隆を超える作家はまだまだいないようですが、たくさんの作家が紹介されています。2012/08/05