山根基世の朗読読本―著者による全文朗読ＣＤ付

山根 基世【著】/文字・活字文化推進機構【監修】/伊井 春樹【古典監修】

評論社（2015/04発売）

• サイズ B5判／ページ数 125p／高さ 27cm
• 商品コード 9784566051768
• NDC分類 809.4
• Cコード C0081

内容説明

絵本や古典、短編小説など、さまざまなテキストに親しみながら、朗読を基礎から学ぶことができる、朗読入門の決定版。子どものために朗読を始めたい方にも最適な一冊。

目次

第１章　絵本で学ぶ朗読の基本（『スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし』レオ＝レオニ作；『歯いしゃのチュー先生』ウィリアム・スタイグ作；『さよならをいえるまで』マーガレット・ワイルド文）
第２章　日本語の調べを学ぶ（『徒然草』第七段より；『曾根崎心中』徳兵衛おはつ道行より・近松門左衛門作；「初恋」島崎藤村作；『仰臥漫録』より・正岡子規作；『ふるやのつもり』日本の昔話・瀬田貞二再話）
第３章　話し言葉のイントネーションで読む（「権狐―赤い鳥に投ず」（スパルタノート版）新見南吉作）
第４章　全体の組み立てを読み取って朗読する（「魚服記」太宰治作）

著者等紹介

山根基世［ヤマネモトヨ］
１９４８年、山口県防府市生まれ。１９７１年、早稲田大学文学部英文科卒業後ＮＨＫに入局。大阪放送局勤務を経て、１９７４年よりアナウンス室勤務。２００５年、女性として初めてのアナウンス室長となる。ニュースワイドのキャスター、「ラジオ深夜便」「新日曜美術館」等多数の番組、およびＮＨＫスペシャル等のナレーションを担当。２００７年、ＮＨＫ退職後は地域作りと組み合わせて、子どものことばを育てる活動を続けている。２０００年第２６回放送文化基金賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[anne＠灯れ松明の火]

（購入）読み聞かせ講座のテキスト。山根さんはアナウンサー時代から素敵だなと思っていた方。退職後、朗読指導者を育てる活動をしていたことは知らなかった。私の講座の指導者は地元のテレビ局の元アナウンサーで、山根さんの講座を受けるため、特急、新幹線を乗り継いで通ったそうだ。すごい！　月に一度の講座なので、予復習が必要と言われ、テキストのアドバイスを読み、山根さんのCDを聞きながら練習。昨年10月から通い、3月がコロナで休止。今月、再開予定だったが、講師の都合で講座が終了(涙)　時々、これで自学自習しよう。

2020/06/19

[ヒラ[e-mail]]

【再読】知っている本を通して、朗読のしかた、読み聞かせのしかたのツボを丁寧に説明しています。とても参考になります。

2020/07/20

[ヒラ[e-mail]]

収録されている、『スイミー』、『歯いしゃのチュー先生』、『さよならをいえるまで』、『ふるやのもり』と『権狐』という絵本を題材にして、読み方の工夫についてこと細かく解説されていて、しかも山根さん自身が朗読で見本を示している、読み聞かせにはこの上ない教本です。 何気なく自分流で読んでいた、絵本がしまってきました。 絵本を読み聞かせする前に、どのような取り組みが必要か教わりました。 読み聞かせをされている方に是非読んでいただきたい図書です。

2016/08/09

[nanaco-bookworm]

この本で教わりました。でも、頭でわかっても実際に読むとなると話は別で非常に私には難しかった。できの悪い弟子でした。

2018/06/09

[てぃうり]

美しい日本語、朗読の基礎が分かる本。スイミーって、そんなアクセントか。

2017/09/30