出版社内容情報
ハプスブルク帝国を築いたマリア・テレジアは、マリー・アントワネットほか16人の子の母でもあった。その統治と「母親であること」はどのように関わっていたのか。新資料を駆使し、女帝の新たな人間像にせまる。
内容説明
18世紀ヨーロッパを席巻した希代の君主の統治と「母」であることはどのようにかかわっていたのか。名著『母性という神話』の著者バダンテールが新資料を駆使し、女帝の新たなる人間像に迫る。
目次
第1章 女帝そして母(マリア・テレジアはどのような母親だったのか?;平凡な母のごとく ほか)
第2章 教育熱心な母(幼少期;アヨとアヤ ほか)
第3章 子と母(マリアンナ―病弱な娘;ヨーゼフ―傲慢な男の子 ほか)
第4章 女帝として母として―一人の女性の葛藤(道に迷う女性;権力について ほか)
エピローグ(女帝の最後の威光;兄弟の分裂 ほか)
著者等紹介
バダンテール,エリザベート[バダンテール,エリザベート] [Badinter,´Elisabeth]
1944年生まれ。フランスの哲学者、歴史学者、作家。18世紀ヨーロッパ史を専門とし、現代フランスの代表的な知識人のひとり
ダコスタ吉村花子[ダコスタヨシムラハナコ]
翻訳家。明治学院大学文学部フランス文学科卒業。リモージュ大学歴史学DEA修了。18世紀フランス、アンシャン・レジームを専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。