出版社内容情報
喫煙や飲酒より「食」に由来する死因が多い現代人。豊かさゆえの食の乱れの構造を検証しながら、しかし極端な善悪二元論や完璧主義に陥ることなく、「普通に食べる」方法を世界的なフードジャーナリストが模索する希望の書。
内容説明
「食」は喫煙や飲酒よりも恐ろしい「死のリスク第1位」。豊かに見えて実は貧しい現代人の食の構造を検証し、しかし単純な善悪論や完璧主義に陥ることなく、「普通」に食べる大切さを世界的なフードジャーナリストが指し示す。
目次
食物に「追いつめられる」現代人
食の変貌―栄養転換と均質化
ミスマッチ―肥満と渇き
食の経済学―過剰供給がもたらしたもの
時間がない―「どう」食べるか
移り気な消費者―流行
自由―外食・宅配・スーパーマーケット
戒律的な食べ方―「排除」と「代替」
料理への回帰
「食べる」を変える
昔の皿に新しい食べ物を
著者等紹介
ウィルソン,ビー[ウィルソン,ビー] [Wilson,Bee]
1974年生まれ。イギリスのフードジャーナリスト。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ卒業。『サンデー・テレグラフ』紙に毎週フードコラム「キッチン・シンカー」を寄稿しており、このコラムで2004年、2008年、2009年にギルド・オブ・フードライターズ・フードジャーナリスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。『人はこうして「食べる」を学ぶ』(原書房/2017年)は、料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞(2015年)、ロンドンの老舗百貨店が主催するフォートナム・アンド・メイソン・フード&ドリンク賞(フードブック部門/2016年)を受賞した
堤理華[ツツミリカ]
神奈川県生まれ。金沢医科大学卒業。麻酔科医、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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